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2020年3月15日 (日)

プラグコンディション

プラグ、一度決め手OKとしたら、これを見ることは殆ど無い。
ただ、プラグはエンジンの燃焼状態を知る上で重要な手がかりを提供してくれる。
セッティングの良否、エンジンの使い方の良否だ。セッティングと使い方がマッチしていなければ、プラグの状態が正常な状態から懸け離れていく。

一般に、良好な燃焼状態というのは、電極周辺がキツネ色に焼けた状態。これが基本。この状態から焼けすぎという状態はキツネ色が白っぽくなって電極全体が白い状態。これは燃料が薄い状態。大量の燃料が必要なのに燃料が不足した状態であり、運転が高回転すぎるか、燃料が薄すぎるのが原因。
この対極が電極の色が黒くなり、煤けて真っ黒な状態。これは燃料が濃い状態で、運転状態にたいして燃料が余った状態である。運転が低回転過ぎるか、燃料が濃すぎるのが原因。基本は二つ。
最後は、プラグが濡れた状態。これは上述のドライ状態と違ってプラグ自体が火を打ってないか、断続的な失火状態。

運転時に失火状態となったら、大抵はプラグが濡れている。或いは、煤けているのが普通。電極ギャップが正常で煤けて真っ黒の場合、多くの場合は、燃料が濃すぎる状態。エアクリーナーが汚れているとか、或いは、高いギア+低い回転数でノッキング寸前で運転を続けたりすると陥りがち。普通はプラグ交換だけど、プラグ清掃してエアクリチェックの上、少し高めの回転数で運転してチェックしたら、プラグの電極焼けは正常になることが多い。

運転時において失火状態となって回転が落ち着かない症状を呈する場合として、プラグが消耗して電極ギャップが異様に拡大していることもある。これはプラグの寿命。素直に交換すれば大抵はOKである。

まぁ、古くなると、こういう在り来たりの対応で問題が解消しないこともある。そうなると、一つずつ追っ掛けて修理するという事になる。

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