« ノーマルタイヤとハイグリップタイヤ | トップページ | 時代の境目の不況は試練か? »

2020年4月 2日 (木)

TL1000S

1997年、突如登場したスズキのVツイン。アルミ丸パイプトラスフレームに水冷Vツインエンジンを搭載したスポーツバイク。GSX-R750とは異なるアプローチで走りを求めたモデル。非常に過激な存在である。
恐らく、それなりのヒットを期待して生み出したのだろうけど、過激な性能を求めるために用いたメカニズムが消化しきれず、進路変更が余儀なくされる。
その進路の分化で生まれた一方が、更に戦闘力を高めTL1000R、一方が、当初はTLシリーズの弟分として生まれるはずだったミドルクラス。ただ、これは性能ありきで扱いきれないメカニズムを採用した反省を踏まえ、諸悪?の根源だったロータリーダンパーを改めて作り直したのがSV650Sというモデル。
このSV650Sは、TL1000Sと共通性が極めて強い。基本的な車体の構成は共通。非常に高剛性のアルミ丸パイプトラスフレームしかり。フレームが共通故に、小さなパーツは共通部品が少なく無い。
SV650Sというのは、過激なTLをベースに扱いやすさを重視した方針変換によって生まれた存在。

そして、商業的に失敗したTL1000Sと、成功したSV650Sを経て、SV650Sで見付けた方向性、つまり過激さを捨ててマイルドにする。更に、求める性能レベルに見合った装備で作り直したのがSV1000Sということになる。
最も違うのが、フレームだろう。アルミパイプトラスフレームというのと、ダイキャスト成型のアルミフレームというのは、コスト的には相当に違ってくる。重量、強度、剛性を突き詰めればトラスフレームだろうけど、そこまで求めないのであれば、一見トラスっぽいダイキャストフレームでも十分。

ただ、今SV650Xという形で生き残っているスズキVツインの本来の求める姿を知ろうと思えば、TL1000Sというのが一番判りやすい存在なのかもしれない。

個人的にはTL1000S/SV650Sという国産唯一のアルミ丸パイプトラスフレーム車というのは愛車選びのなかで大きなポイントとなっている。

個人的には、SV650SにTL1000Sのアッパーカウル周りを移植してみたい気もあったりする。

|

« ノーマルタイヤとハイグリップタイヤ | トップページ | 時代の境目の不況は試練か? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ノーマルタイヤとハイグリップタイヤ | トップページ | 時代の境目の不況は試練か? »