時代の境目の不況は試練か?
昭和の始まり、大正の終わりから昭和の初めに掛けてといえば、1929年(昭和4年)の世界大恐慌による影響。その前、大正の終わり頃にも、関東大震災等の災害不況は在ったけど、大きなインパクトを受けたのは世界大恐慌。昭和といえば、他にもオイルショック等々あるけど、何だかんだ言って世界大恐慌に勝るインパクトはない。
平成の始まりといえば、昭和末期から平成元年迄のバブル景気直後、平成2年のバブル崩壊。これによって失われた20年なんて言葉が生まれる程。その後、ITバブルの崩壊とか、リーマンショックとか、いろいろ在ったけど、平成の不況といえばバブル崩壊が最大のインパクトだろう。
そして、令和の始まりの今、令和2年で突発的に発生している新型コロナウイルスの世界的蔓延。もしかしたら、これは今後始まる令和の時代での試練ともいえる不況かもしれない。コロナウイルスの蔓延によるサプライチェーンの見直しによる世界の中の経済的役割分担が見直しを迫られ、価値観対立を生んで大きな不況の起点に成りはしないかと心配。
新しい時代を迎えるにあたって与えられる試練、それが時代の始まりの不況なのかもしれない。
遡ると、大正では第一次大戦後の戦後不況、明治では世界の年表では1868年、世界史的にいう世界不況が1873年~という事らしい。この辺は近代の経済システムと懸け離れているので今一ピンと来ない。
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