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2020年4月 9日 (木)

コロナ後は明るいかも

現状、世界的に結構、ヒステリックな状況。
それでもコロナの影響といえば、基本、感染後の致死率は2~3%。但し、高齢で80代以上だと10%程度まで高まる。興味深いのはイタリアでのデータ。ここでは医療崩壊して10%+αということ。
今回のウイルスは感染後の症状悪化スピードが速い事。医療を受けることが出来れば食い止めることができるけど、医療崩壊すれば時間が稼ぐことが出来ず致死率が高まる。
つまり、医療崩壊して隔離病棟に入ることが出来なければ、若年でも死に至っても不思議でないのである。
これから、死に至るのは、若年=軽症で死とは無縁という説に乗っていた若年層、それから高齢者、持病持ちの層である。
高齢者層は、もともと10%程度の致死率。若年層は現在感染拡大しているけど、検査で感染発覚者は急増するので自宅待機等となる。つまり迅速な医療を受けることが難しくなる。後回しにされるからだ。そうなると、当初の低い致死率ではなく、医療を受ける迄の時間が延びることによって、致死率は一気に高くなる。特に、周りの空気に乗って危機意識無しに雑踏に繰り出した層は厳しいだろう。
これは、危機意識無く集団で感染環境に身を投じていた層にも当て嵌まる。

恐らく、4月末から5月中旬に掛けて、高齢者、持病持ち、急増した若年感染者の多くが生命の危機にさらされ、少なくない数の感染者が生命を失うのでは無いだろうか。高齢者、持病持ちといっても一概に高齢というだけでなく、最新の医療技術によって強引に活かされていたような層のリスクが特に高いというのは当然だろう。

その後、防衛本能を高い状態で保っていた層、元々生命力や免疫力の強い層が残る事になる。4月末から5月と季節の進行に併せて、北半球の環境はどの様に変化するかといえば、多くのウイルス性感染症の流行が治癒するに寄与するであろう日射の影響が多く表れるだろう。代表的なものといえば紫外線。そして、日射自体は人の免疫力も高める。更に季節が進めば、日本で言えば特に高音多湿の梅雨を迎えることになる。そうなると飛沫感染のリスクも飛躍的に抑えられるだろう。この時期迄、持ち堪えることが出来れば、ウイルスによる感染リスクは飛躍的に減少するのではないだろうか?

現在、多くの高齢者、持病罹患者が危機にさらされているけど、これからは危機感無しで雑踏で普段通りの生活をした若年層、それから、その家族、親族、そういう人を雇用している企業体等の組織が危機に晒されていく。そして、危機意識の低い層を顧客として生活の糧を得ていた店舗も、そういう客層が消滅することで、仮に今の経営危機を乗り越えたとしても、客層が消滅することで経営的には困難な状況を迎えていくかもしれない。
また、今回の対応で危機意識を持てない対応しか出来なかった人や組織も、これまで通りの活動が出来なくなる可能性も低くないように思う。

今回のコロナ騒動は、無形のサービスに付加価値を付けて利益を得るような社会の仕組みであったり、社会維持に大きな負担を敷いている医療コストであったり、自己中心的な思想を元に多様性や自由を一方的に叫び、社会道徳や常識を崩壊させる要素であったりを、人間社会という生態系から排除するために働いた不可避な現象なのかもしれない。

これからの1ヶ月から2ヶ月、楽観視出来ないけど、もう一頑張りしてみようという理由は無い訳ではない。もしかしたら、我慢して頑張る事が出来れば、案外明るく過ごせる可能性も無くはないのである。頑張れるかどうかが、或る意味、試されているようにも思える。コロナ一過後は、犠牲という名の負担軽減によって、結構明るい社会が待っているような気もする。

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