BT1100のフロントフェンダーは、、、、
先日も紹介したように、COERCEのカーボンフェンダーに交換した。
交換した理由は純正ABSフェンダーでフェンダー後端から真っ直ぐ前方に20cm程割れていたから。
で、カーボンフェンダーに交換した後に、純正フェンダーの修理を試みる。
フェンダー後端から20cmのクラック、割れ面を剣先加工してプラリペアで接合する。
更にチェックする、、、、すると、フェンダーをフォークアウターに固定するための左右二箇所ずつ、合計四箇所の穴を中心に放射状のクラックが拡がっている。特に一方側が酷い。一方は片側二つの穴を結ぶように割れている。表面の塗膜一枚だけで繋がっている状況。勿論、穴を中心に放射状のクラックが数本ずつ、、、クラック部分を彫り込んでプラリペアで補修接合する。
更にチェックすると、、、フェンダー後端から走っていた20cmの割れと平行に長さ5cm程の割れも発見。勿論、クラック部分を彫り込んでプラリペアで補修だ。
フェンダー取り付け部の片側にクラックが集中したのは、左右のフォークアウターの動きで一方にクラックが入り剛性を失う。結果、フェンダーが自由に動きやすくなるので、損傷の少ない側に捻れる力が伝わりにくくなった結果だろう。フェンダー後端から真っ直ぐの20cmの割れはフェンダーの左右のフォークが別々の動きをした結果とも言える。
フォークアウターの非連動の動きがフェンダーに捻れる力を与える。結果、フェンダー中央の縦割れ、そしてフェンダーとフォークアウターを固定する部分の割れを誘発する。
これは構造的材料選定的欠陥だろう。まぁ、ABSだから補修可能だけど、酷いモノである。本来はフォークアウターを左右連結するような補強が必要だけど、それが無い。フェンダーの裏には補強があるのが普通だと思っていただけにビックリである。昔のヤマハ車ではフォークアウターを繋ぐアルミプレートスタビライザーがあって、そのスタビにフェンダーが取り付く構造だったり、アルミプレートスタビライザーが無い場合は、フェンダー裏に鉄板補強があったのだけど、今は違う。
補強がNGだから、捻れの力で割れない材質のチョイスということで、選んだのがCFRPフェンダー、通販では新品で9000円程度であるけど、今回は中古品だけど15000円をチョイス。フェンダーの形と、メーターケーブル用グルメットの装着箇所の有無でチョイス。
ショートフェンダーは好みでないけど、まぁ、OKだ。
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