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2020年6月27日 (土)

最近のデザイン

最近のバイクのデザイン、妙にエッジを効かせている。鋭角三角形のタイルを貼り付けたようなデザイン。元々はリッターSS、エクストリーム系ネイキッドが発祥だったのだろうけど、今は、アドベンチャーツアラーからミドルクラスの入門クラス迄、それ系のデザイン。
パッと見て、人目で覚えきれないデザイン。印象が希薄。色が同じだったとしたら、メーカー、車種の判別は不可能っぽい。
格好悪くないかも知れないけど、これじゃなければ!と拘るようなデザインでもない。

取り敢えず、シャープで格好良いのイメージを誰もが持つような、そんなデザイン。

三角形をエラとエッジで結んだ多面体デザイン。エラとエッジが複雑すぎて、記憶だけでモデルを画に書き表すことが難しいようなデザインでもある。

これ、どうも好きになれない。

そんな中で異質なのが、カワサキだ。カワサキのNinja系、Z250/400/1000系は他のメーカー同様にペキペキデザインだけど、所謂懐古系モデルのWとかZ900RSは人目で記憶に残るデザイン。

モデルとして懐古というのは好きになれないが、60年代のW1から始まるデザイン、70年代のZ1/Z2から始まるテールカウル付きデザインというのは、時代を超えても生き残る秀作なんだろう。80年代だとCB-Fの流れるデザインも秀逸。しかし、90年代以降、時代を象徴するようなデザインというのは残念ながら生まれていない。仮に、今の三角形ペキペキデザインがそうならば、デザインの完成度は80年代以降進歩していないというのが偽らざる感想である。

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