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2020年7月 9日 (木)

線状降水帯を作るのは?

地形的影響なのかな?南西方向に向かって海が開けた地域、これが危険なのかもしれない。大量の水蒸気を蓄えながら陸地にぶつかる。南西方向から北に向けて絞られた地形が雨雲を集積しやすいように見える。

九州といえば日本列島西端。南部も北部も南西が海。東シナ海、南シナ海から湿暖流の流れが入り込みやすい。そして、山地に沿って雨雲が集積していく。
流れた湿暖流は南向き斜面に向かって雨を降らせ易いのが特徴で、今回の大雨も、そういう傾向。

南西に向けて海が開けた地域といえば、広島県も該当する。広島市北部豪雨では豊後水道から広島市西側、己斐地区から八木地区に掛けての急勾配の山地に沿って雨雲が大量発生している。市を形成する三角州の上流方向程、土地が絞られており、上流方向程被害が大きかった。西日本豪雨では、豊後水道から呉から熊野の大きな山塊の南側を沿うような雨雲で、熊野、矢野、坂、呉に掛けて大きな被害が生じている。

暖かく湿った空気が南西方向からダイレクトに入りやすく、奥に進む程地形がタイトになるエリア、そのエリアの南斜面が雲がぶつかりやすく雨が降りやすい。

因みに、雨雲といえば標高で400m以上に作られるらしいけど、急斜面で標高400m級の山が並んでいれば、それに沿ってぶつかる湿暖流が上昇して雨雲を更に発達させやすい。

南西方向の海に開け、背後に400m級の山地が壁のように連なる南向き斜面、、、、これが鍵かもしれない。急勾配で400m級の連なる山地というのは、大量の雨が沢に集まりやすく土石流を生みやすい。逆に、連なっていない背の低い100m級の山の場合、沢に集積する雨量の絶対量が大きくないので土石流に為りづらいのかもしれない。
広島であれば、黄金山の北斜面、比治山の北斜面、江波山、皿山の北斜面、二葉山の北斜面というのは、知る限り、土石流的土砂崩れを見た事がない。

個人的には、南斜面より北斜面の方が好き。

それは、実家が南斜面で、平成3年の台風19号では怖かったから。今は北斜面に移っているけど、台風の暴風は殆ど感じない。もしかしたら、台風以外でも南からの雨雲の影響も軽減されるのかもしれない。

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