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2020年7月21日 (火)

Qファクター

自転車における無駄を極力排除していくと、見過ごせないのがQファクター。
電動変速、油圧ディスク、、、いろいろと新メカが登場するけど、それよりももっと基本的な部分に潜む無理を排除していくというのも一つの考え方。

変速も制動も、基本は動力伝達時以外の部分。自転車で大事なのは動力伝達時の話。動力を伝達する時に生まれる小さな無理を如何に取り除いていくか?が実は一番大事。

自転車の場合、クランク長、ペダリング作用角、ペダルの踏み幅、これが一番大事かもしれない。クランク長は脚長に依存する。ペダリング作用角は姿勢の前傾度に依存する。踏み幅は骨盤幅に依存する。この三つの要素が特に大事。

で、最近注目しているのがペダルの踏み幅。

これに気付いたのは、日常乗るピストと普通の自転車に乗った時の膝負担の違い。
ピストでは軸長101mmにシャフト、クランク長167.5mmを使っているけど、他の自転車から乗り換えると足の回りが全然違うし、膝に生まれる違和感が圧倒的に少ない。

そんな訳で、今の自転車が極力クランク軸長を短くするように変更している。

新しいロードも踏み幅が最小となるようなクランクセットをチョイス。踏み幅が広くクランク長が長すぎると、脚の回転で垂直方向以外の動きが生まれる。これって、ロスにも痛みにも繋がるから要注意。

メカ的なスペックも大事だけど、目に見えない、こういう部分への配慮の方が実は大事。

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