いつの間にか日本製は、、、
自転車の部品、いつの間にか日本製、日本ブランドが消えている。
自身が自転車少年だった昭和50年代初頭、殆どが日本製。そして憧れのブランドがイタリア製、フランス製というのが、そういう状態であった。
カンパ、ユーレー、サンプレックス、ソービッツ、シビエ、、、色々あったように思う。
日本製というと、シマノ、サンツアー、サカエ、スギノ、、、そんな感じ。
今は?というと、シマノが日本製であるけど、それ以外は、中国製、台湾製が殆ど。
部品に限らない。完成車、骨格部品のフレーム等々で日本製を見付ける事は困難極まりない。
この世界、市場を動かしているのは、日本ではなく中国、、、、これは確かである。
ただ、今の時代のローエンドパーツ、それから昭和50年代の日本製普及パーツ、較べてみると、見栄え、デザインは今の時代の中国製部品の方が洗練されているし、性能も圧倒しているような気もするけど、部品を作る構造の細部を見ると、小さな部分の配慮というか耐久性というか、そういう部分では昔の普及パーツの方が何となく好みである。
良い意味での無駄が存在している。無駄というのはスペースだったり強度だったりという部分、その無駄が修理対応時の幅の広さだったり、保ちの長さだったりする。それが修理して長く使えるということに繋がっている。
今の廉価パーツは、無駄なく作られている。消耗によって損壊すると修理よりも交換という方向である。トータルで言えば手間がなくコストも安いのかもしれないが、直してでも長く使えるという考え方の方が好みではある。
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