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2020年8月 2日 (日)

電子デバイスの普及について

身の回りの製品、デバイス類の電子化の並が顕著、、、、ただ、電子化されたデバイスというのは、高性能で緻密な動作がメンテナンスフリーで実現出来るのはメリットだけど、経年変化による劣化を来せば、処置の対応が簡単ではないのが困りもの。
半導体を中心とした材料である。熱的影響を受けやすく、使用時間による経時劣化の影響も受けやすい。新しい内は安心だけど、古くなってくると心配。特徴的なのは、機能の喪失を、ある時突然来す。さっき迄快調だったのが、突然動かなくなるという事に、、、更に、修理となると周辺装置をアッセンブリーで交換することが多く非常に高価となる。更に、高価であっても部品供給が為される間は良いけど、古くなって部品供給が停止状態になると、素人レベルでは対応が不可能という状況になる。

個人的に半導体を用いた電子デバイスを安心して使用する気になる年数は、、、ザッと言って20年だ。
20年を越えると、如何に高性能とは言え信用出来ない。
半導体デバイスといっても汎用性が高く使い回しが効くモノなら何とかなるけど、製品毎に固有なモノの場合は如何に予備をストックするか?が長く維持するための秘訣と言っても良い。

単車で言えば、レギュレーターなら流用も可能だけど、CDIユニットとなると専用品を確保しておきたくなるもの。単車では80年代においては、CDIとかレギュレーター辺りは電子部品化していたけど、近年は、それに留まらない。多くの部品の電子化が進んでいる。最近は統合化も顕著で、メンテナンスだけでなく各部のカスタマイズにも昔の知識だけでは困難となりつつある。インジェクション、フライバイワイヤ、ABS、TCS、、、もう手も足も出ない状況。これが新型車を長期に渡って維持しようという気にさせない理由。単車の場合、許せるのはCDI、レギュレーター、速度計ピックアップ程度。それ以上はお断り。

最近は自転車のコンポもエスカレートしつつある。変速メカも機械式が普通だったのが、電動式がスタンダードになり、今や無線式である。初期性能は確かに素晴らしいのだろうけど、果たして、単車以上に古い製品が生きながらえてきた自転車である。最新の無線式電動メカを搭載したモデルが50年後も愛されているか?というと、甚だ疑問である。

自転車の場合、電子化された装備は基本的に不要。良くて使い回しするようなアクセサリー類に留めておきたい。灯火装置とか、メーター等サイコンレベルの電子化は何とも思わないが、自転車の根幹に関わるような領域への電子化というのは、個人的にはNGである。

電子部品の不良といえば、90年代終わり、PCマザーボードにおける不良コンデンサーによる影響、、、この影響は小さくなかったけど、同じ様なことが起こっても不思議ではないのである。

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