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2020年9月 1日 (火)

エアフロ

プロボックスの不調、偶発的に生じるもたつき、しゃくり、止まりそうになる感覚、特にアクセル開度の小さい状態で頻発。しっかり開けると割と走る。
最初はプラグ?と思いプラグ交換したりするも効果無し。そもそも、白黒ハッキリした不調なら判りやすいけど、偶発的に生じる不具合。
傾向としては、雨の日、低速、上り坂、これが発生しやすい条件。

それで最後に行ったのがエアフロの交換。エアフロはエアクリからスロットルボディの間に装着されている。これが汚れたりすると正確な空気量計測が出来なくなる。そうすると、適切な噴射燃料が計算できなくなってエンジンの動きが悪くなる。キャブ車では有り得ない部分。温度、スロットル開度、湿度等々の条件と空気量から必要燃料量を計算して噴射する仕組み。

因みに、エアフロは四輪では小型車以上に装備されている。バイクは装備されているモノ、そうでないモノがある。カワサキの初期のZ1000Hはエアフロがあったけど、次のZ750/1100GPではエアフロは無し。やはり故障しやすい等が理由。ただ、今のバイク、小型車未満の四輪車ではエアフロ代わりのバキュームセンサーが装着されている場合が多い。これも負圧から空気量を演算して燃料計算している訳だ。

インジェクションの適切な動きには、エアフロというのは非常に大事な役割を担っている。因みに、プロボックスのエアフロはホットワイヤー式と呼ばれるタイプで価格は12,000円程度。交換が誰でも出来る。最近のエンジンはブローバイが多くエアフロが汚れやすいけど、1NZではブローバイが酷い事で有名なエンジンの一つ。交換のタイミングは、9.5年、走行距離6万キロチョイ。壊れない場合もあるだろうけど、壊れる場合もある部品。ただ、エアフロの不調は診断で判りづらい部分。特に不調が持続していないと見つけるのが難しい部分でもある。

今回の交換で、症状が改善するかどうか?というのは、しばらく乗らないと判断出来ない。まぁ、様子見だ。取り外したエアフロ、見ただけでどうか?は判断し辛い。汚れているといえば汚れているような気もするけど、、、というレベル。
エアフロの清掃はエアフロクリーンというスプレーで行う事が可能らしいけど、外したエアフロを清掃して一応は保管しておく予定。

ところで、二輪の世界はメカニズムの電子化が四輪なみに進んできている。ということは、こういう部分が数多く出てくる訳だ。やっぱり、新しいバイク、、、好きになれないな。
ハイメカてんこ盛り、、、、これは長期維持で不調原因特定で理解し辛いブラックボックス部分がてんこ盛りという事でもある。なかなか大変である。

やっぱ、燃料供給はキャブが良いな。四輪でも昔はキャブターボが在ったし、二輪のターボでもキャブターボは存在していた。四輪ではFRミニカアミターボ、SS40セルボターボ、二輪では650ターボがそうだ。エンジンの欲する負圧に応じて燃料を吸い出させる、、、キャブってシンプルで良く出来ている。

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