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2020年8月 2日 (日)

スペック志向

自転車に限らない。単車でも、四輪でも、PCでも、デジカメでも、どんなジャンルの製品でもスペック志向というのが一般的な傾向。

まぁ、商品の価格ラインナップをみても、スペックと価格は比例関係にある。

そしてスペックが高い程、高性能、、、こういう考え方が成り立っている。

ただ、これが全てか?というと、必ずしもそうではない。
製品に掲げられているスペックというのは、その要目における最高性能値である。確かに、最高性能だけで優劣を付ければ、高スペック品の方が性能的に上回るのは事実である。

しかし、実際の運用において最高性能点だけが気にすべきポイントか?というと、これまた異なる場合が少なくない。

スペック表に書き込まれたスペック値自体も、高スペック品が全域に渡って下位グレードを上回っているか?といえば、必ずしもそうでない場合というのも少なくないのである。

大事なのは、使い手の使う領域における性能値や前後領域との過渡的な特性が使い手の要求にマッチしているかどうか?なのである。

そういう点に留意すれば、必ずしも最高性能値を示す製品が利用者にとっての利用状況における最高性能とは限らないのである。

大事なのは、利用者の明確な目的意識と言って良いだろう。この明確な目的に対する充足度というのが重要である。
しかし、この充足度でモノを見るというのは、どんな世界でも、その世界で一定の経験を積まなければ見えてこないのも事実である。

どんな世界でも、その世界に熱中している人と話していると、その辺から、その人の経験値が推し量ることが出来たりする。話だけでなく、その世界において選んでいるチョイスを見ても、同様に経験値を推し量ることが出来るものである。そんなモンである。

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