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2020年8月 3日 (月)

多気筒高回転型マルチエンジン

音的にも痺れる。視覚的に圧倒される。そういう存在。それが単車に於けるマルチシリンダー。
音という側面でみれば小排気量の超高回転型4気筒も、その一種かも知れないが、並んだエキゾーストパイプの迫力といえば、その本数が大事。
そういう点から見れば、直列6気筒エンジンの迫力は、他のバイクの追随を許さない。

CBX1000が登場した時のインパクトは未だに強烈である。中学1年の頃だけど、6気筒というだけで全く別物のような印象。当時、月間オートバイを購入してCBXが紹介されている写真、前から見た時のエンジンの幅、上から見たシリンダーヘッドの張り出しの迫力には圧倒された記憶を鮮明に覚えている。

直6エンジンといえば、ベネリ・セイ、ホンダCBXを筆頭に水冷のZ1300、そしてコンセプトモデルならスズキのストラトスフィアくらい。これらの中でもエンジンの美しさといえばCBXの右に出るモノは存在しない。

迫力のシリンダーヘッド、ダイヤモンドフレームでエンジン前にクレードルパイプが無い。そこに綺麗に並んだ6本のエキゾーストパイプ、直4エンジンと比較するとシリンダーヘッドが大きく、シリンダー部分がコンパクト、それがイイ感じで前傾して横並びの構成。エンジン自体のデザインも歴代国産車の中で一二を競うデザインに見える。

多気筒高回転型マルチエンジンとして究極の造形美も併せ持つCBX1000である。復活を望みたいものである。

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