ディスクブレーキ、電動変速と旅行車
個人的にはロードバイクには表題のメカニズムは過剰では?というのが感想。
では、こういう装備を昔ながらのサイクリング車に装着するのはどうか?と考えてみた。
確かに、天候の影響を受けないディスクブレーキ、正確な変速を可能とする電動変速は魅力だけど、頻繁に解体したりする自転車にディスクブレーキが向いているか?というと、チョット厳しい。油圧ディスクだとピストンが締まれば戻すのも面倒臭い。フェンダー付きの車体を分解する時はフォーク抜きが一般的だけど、そのためには、従来のカンティ、センタープルならワイヤーをフォークからネジ無しで切り離す事が簡単だけど、機械式ディスクにしろ油圧ディスクにしろブレーキケーブル、ブレーキラインを切り離すのは非常に厳しい。
無線変速では操作部とメカ部の切り離しは簡単だけど、有線配線式は、折れ曲がりによる断線への留意も必要。この辺りはメインフレームで操作部とメカ部が完結しているダブルレバーが一番優れている。
このような事を考えると、今時の先端メカはサイクリング車に対して最適化というと、それも少し違うような気がする。
そう考えると、電動式メカによる確実な作動であるとか、環境の影響を受けないディスクブレーキというのは、過酷な環境を短時間で走り抜くバイク、つまり、MTBとかシクロクロスといったモデルが本来適した用途のように見えたりする。
| 固定リンク
« 昔のエンジン | トップページ | 錆びないフレーム »
コメント