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2020年9月25日 (金)

小径車のブレーキ

小径車の場合、割と太めのタイヤが前提とされているためか、ブレーキキャリパーはクロスバイクに準ずるモノが装着されている場合が多い。
具体的にはVブレーキだ。それ故に、ハンドルはフラットバーが標準。稀に、ドロップバー、ブルホーンバーが装着される場合もあるけど、その場合はショートリーチのVブレーキが使われる事が多い。
一般に、タイヤにフェンダー装着が前提とされているためか、キャリパーブレーキの採用例は稀。あったとしても、ロングリーチ47-58mmのキャリパーブレーキの場合が多い。
ロングリーチなら、せめてBR-R650系キャリパーが選べれば良いけど、今はBR-R450/451系しか選べないので効きは期待出来ない。

Vブレーキ、カンチブレーキをドロップバーで組み合わせる時問題となるのが、ブレーキの遊び調整のワイヤーアジャスターの設置が難しい事だ。レバー側ではNG、ブレーキ側でもNG、やるとすればワイヤーを途中で分割し装着するインラインアジャスターくらい。これはどうもしっくり来ない。やはり、せめてロングアーチでも良いからキャリパーブレーキが装着出来るようになっているのが望ましい。

勿論、フラットバーハンドルで交換しないのであればVブレーキで全然OKだけど、細めのリムでVブレーキの場合、Vブレーキ自体が結構閉じた状態で使うパターンの事が多く、シューの当たり面がホイール内側に逃げる事が多く効きが今一なのも気になるところではある。

小径車ではVブレーキが多いけど、その場合は、広めのリムで太めのタイヤで使うのがベストだろう。リム幅は25mm程度のリムなら問題無いだろうけど、20mmクラスのリムでVブレーキは今一かも知れない。

因みに、ロングリーチながらキャリパーブレーキ対応の小径車というと、タルタルーガ系、それから、今は無きレ・マイヨWくらいしか思い浮かばない。それ以外の場合は、キャリパーマウント増設用アダプターを製作する等の対応が必要だろう。
我が家では2002年式DAHONのOEMフレームではキャリパーオフセットアダプターを製作して対応している。

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