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2020年9月27日 (日)

自転車と骨密度

運動を自転車中心で行っていると、骨密度が高まりにくく、減りやすい、、、、こういう風な説を聞くことは少なくない。
そして、自転車の転倒落車で、骨折してしまうという話も多く聞く。米国の或る調査では、レーサーの骨折があまりに多いことから問題になった。精密検査の結果、ベテランの選手ほど骨密度が異常に低く、若年性骨粗しょう症にかかっている選手も多いことが明らかになってきた。有力選手の骨密度が2割ほど低くなって、高齢者なみに骨がスカスカになっていたという。因みに、トライアスリートでは該当せずとのこと。自転車では滑らかな路面を走行することが多く、骨は鍛えられないという説もある。
ただ、これには諸説あるので、一概に、そうだとは断定出来ないとも思う。しかし、現実に周りの人を見ると、落車で骨折というのは少なくない。
多いのは、自転車漬けのローディ、元々運動習慣の無い人が健康目的でロードだけ始めた人のようにも思える。
一方で、同じ二輪で転倒でのダメージは更に大きいと思える単車では、プロの世界でも転倒で骨折というのは極めて稀なのが興味深い。勿論、単車ではプロテクター付きのツナギを着用しているけど、転倒時の速度域は遙かに高く衝撃も小さくない。
そういえば、水泳も自転車同様に運動量を稼いでも骨密度は減少傾向という。
水泳も自転車同様に重力負荷を受けづらいのが原因かもしれない。

興味深いのは単車のレーサーである。特に上のカテゴリーのレーサー程、過酷なトレーニングで筋肉を多く身に付けている事が多いけど、彼らは、そのために陸上で筋トレを激しく行っているという点が自転車やスイムの選手との違いだろう。

自転車で健康、自転車で痩せる、、、これで自転車運動オンリーで過ごす人は少なくないけど、もしかしたら、そのまま加齢していくと、50代、60代にて想像以上に若年性骨粗鬆症が進行し脆い骨になってしまっているかもしれない。

注意が必要だ。自転車、スイムによる局部負荷の小さな全身運動をするのであれば、骨への刺激を稼ぐ陸上でのランニングなり、筋トレなりを欠かさず行う事が大事かもしれない。

ロードバイクブーム、2005年頃から加速している。もう15年経過している。まぁ、15年続いている人は極少数だけど、ロードバイクだけで運動している気になっていると、、、、大変な事になっているかも知れませんよ、、、、。

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