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2020年10月23日 (金)

直6FRは2022年、CX-50から?

今朝の新聞では、マツダがCX-5クラスでFRに直6を載せたモデルを2022年初頭から開始だという。エンジンはガソリンとディーゼルで、何れも直6だそうだ。
因みに、対象となっているCX-5は、初代が2012~2016年、現行二代目が2017年~だから2021年末ということ。今時では珍しく4年周期で更新される見込み。
いや、直6FRモデルが2022年に登場したとしても、排気量クラスは3L~となるので、既存の2Lクラスの市場向けの2~2.5Lを受け持つCX-5は、CX-30登場以降も現行CX-3の様に継続販売されるのかも知れない。まぁ、直6FRモデルが2~2.5Lの従来の4気筒エンジンを載せたラインナップならば代替わりするだろうけど、3Lオーバーしか選択肢がなければ併売の可能性は捨てきれない。
今はSUVブームでSUVの商品力強化は各メーカー盛んだけど、マツダで言えば、初代CX-5の翌年登場したアテンザ(現行マツダ6)は、相当に放置プレー状態だ。

直6FRという構成は、車好きには関心ある構成かもしれないが、普通のユーザーから見ると、それだけで価格帯が上級移行してしまえば、購入対象から外れるような気もする。
FFだろうがFRだろうが、4気筒だろうが6気筒だろうが多くの人は気にしない。

多くの人の関心事といえば、広さ、使い勝手、燃費、そして価格。これに尽きる。更に言えば、時代的に電動車らしく無音走行というのも大事だろう。デザインも気にする人は居るだろうけど、それはあくまでも副次的要素。

直6FR、大きなエンジン、大きな車体である。格好良さ、メカニズムで売ったとしても、やっぱり燃費、それから電動車らしさが必要なのは確実。そして、少なくとも、現行タイプのISG方式マイルドハイブリッドでは、電動車の感激である無音走行は実現出来そうにない。
一部のマニア、評論家には受けが良いかも知れないが、時期直6FRモデルが市場に受け入れられるかどうか?というのは、簡単では無さそう。特に、現行2.2Lディーゼルの出来が良いだけに、直6FR化して3Lクラスとしても価格が上がれば厳しいのでは無いだろうか?
ただ、現行2.2LをFRシャーシに搭載すると、恐らく、それで十分感が出て高価な直6モデルを買う人は減りそう、、、そう考えると、新型車に4気筒は載せず、現行CX-5が併売されるのかもしれないが、そうなると上級車は価格帯から言っても売れ行きは期待するのが難しい、、、

いろいろ考えると、マツダの次代の戦略ってのは、決してバラ色には見えないなぁ、、、。

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