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2020年10月20日 (火)

スロットルはワイヤーが、、、

今はフライバイワイヤーとかで電子制御スロットルを搭載したモデルが二輪、四輪問わず多い。ペダルの操作量を検出してモーターでスロットルを開閉するタイプだ。
まぁ、基本は一緒なんだろうけど、右足の動かす量、右手を捻る量でスロットル開度を調整する方が好み。
っていうのは、スロットルというのは機械的な遊びがある。遊びはリンク部の遊び、ワイヤーの弛みがある。操作すると、この遊びが認識出来る。そして、遊びが消えた状態も感覚で把握出来る。そこから、スロットルのリターンスプリングの強さを感じながら開閉する訳だ。この感覚、常に不変で一定である。
つまり、運転する時は、この感覚でこれだけ開けたら、これだけパワーが出るというのが身体で覚える事が出来る。

しかし、電子制御スロットルにおいて、スロットル開度をペダル操作量意外の各種情報を統合した上でアクチュエータで駆動する場合だと、人間の操作経験で覚えた動作と一致し辛くなる。予想運転操作こそが楽な運転の基本であり、予想運転出来ない動作を機械側がするとなると、人間は予測を踏まえた操作が行えなくなる。となると、おっかなびっくり的な操作になる。ピックアップを体感してから操作調整ということになる。個人的には、この機械の癖を予測というか折り込んだ上で操作する事がが重要であり、それがし辛いデバイスの類は、正直好みでない。

ワイヤーの遊び、ゼロではいけない、有りすぎてもいけない。イイ頃合いがある。その遊びの中で各部のガタが取れて操作が始まる感覚、これって非常に重要。そして、どれだけ動かしたら、どれだけパワーが出る、どのスピードで踏むところまで付いてくる、逆に、絞って運転するには、どこまでゆっくり操作すべきかというのも日頃の運転で自然と身に付くモノ。こういう車と人間の関係性こそが車の操作に重要と考えると、フライバイワイヤーで電子制御スロットル、、、、これは少々違っているように思う。

まぁ、電動パワステとか、電子制御スロットルというのは、これからの自動運転に必須の要素だから仕方ない。ただ、自動運転の前にドライバーが主体の疲れない運転システムを守る方が大事のような気もする。

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コメント

コメントありがとう座います!
そうなんですか!知りませんでした。
スロットルでバルブを引っ張る感覚というのが、重要視されていたのかもしれませんね。
最近のモデルでは、そういう感触を再現できているのかもしれません。

投稿: 壱源 | 2020年10月20日 (火) 18時13分

いすずの出始めの電子制御スロットルは、電子制御なのに、短いスロットルワイヤーが付いてました。何にもつながってないのです。
おそらく、ワイヤーのフリクションがないとアクセル操作に違和感があったのでは無いでしょうか?。

投稿: yuji | 2020年10月20日 (火) 15時11分

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