あおりBOX
広島県警には、今年6月から『あおりBOX』と称する市民からの煽り運転を受けた時の情報提供を受け付ける窓口が開設されているという。
ただ、9月末時点で73件の情報が寄せられている一方で、殆どが運転者や車両の特定が困難だったり、運転者の故意を立証するには不十分で、摘発に到る案件は無いそうだ。
反則切符が交付されたのは、トラックが走行中に荷物を落下させた件だけだそうで、これは煽り運転とは関係無い話。
『あおりBOX』では、県警ホームページからアクセスし、名前や連絡先、状況、ドラレコ等で撮った動画や写真の有無を伝えて、捜査を始めるという。
悪くない制度だとは思うけど、煽りの運転を訴えたとしても、その側の運転が煽られ原因を作っている場合も少なくない。この制度では、被害を一方が訴える事が原因だけど、こういう場合、加害者の意見を聞く事も大事。寄せられている情報件数に対して摘発件数が無いというのは、被害者が一方的に被害者ではないような場合も相当にあるのかも知れない。
幹線道路に合流する際に、一時不停止で突っ込んで幹線道路走行車両に急ブレーキさせたために、パッシングを受けた、、、だから被害報告なんて場合だと、一時不停止した奴が悪いという話しだろう。
こういう制度で被害者報告だけで摘発が進むと、変な嫌疑を掛けられる場合も考えられる。そういう場合に備えるためには、ドラレコがやっぱり有効。自身、走行時映像は全数保管しているので、万が一、訴えられたとしても、その時の状況は前後を同時撮影しているので、何とでもなるけど、これからの時代、こういう制度で冤罪が生まれる事もありうる。そういう冤罪防止のためにもドラレコは有効な証拠になるので、今後は必須アイテムになりそうだ。
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