革サドル
自転車に革サドル、似合うモノと似合わないモノがある。最新のカーボンバイクには似合わない。革サドルが似合うモノというのは、ホリゾンタルフレームのロードとか、或いは、ランドナー、スポルティーフという伝統的なモノ。
この伝統的というのは陳腐化しない上では重要なキーワード。単車の世界でもSR400のような伝統的な存在というのは1977年の発表以降陳腐化せず生き残っている。
時代を超えて生き残るデザインというのは、時代を超えて選ばれる装備と高い親和性を持っている。
自転車なら革サドルという普遍的な装備を違和感なく受け入れる車体というのが普遍的な価値を有しているような気もする。
革サドルが似合う自転車というと、ランドナー、スポルティーフ。ランドナー、スポルティーフに革サドルを装着すると実に美しい。革サドル以外でも成立するけど、革サドル以外だと、微妙に安っぽく見えたり、今一決まり切っていないようにも見える。
革サドルが似合う自転車、そういう自転車は時代の流れに風化しない自転車かもしれない。
そういう自転車はバイクの世界のSR400のような存在なんだろう。
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