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2020年11月11日 (水)

ルイガノMVFの元、パシフィックリーチの進化

大元は2005年のパシフィックリーチ、これが供給先によって色んなブランドで売られている。有名なのはタルタルーガ・タイプS、他に、ビアンキ・フェニーチェ、ルイガノMVF/MVRという3パターン。
当初は、全車基本構成は共通。フロントとトレーリングリンク式サスペンション、リアはホリゾンタルレイアウトのエラストマー式サスペンション、ブレーキは基本はVブレーキという構成で、一部キャリパーブレーキも可という構成。

その後、ビアンキ・フェニーチェは廃盤になる。

最初のモデルチェンジを受けてパシフィックリーチはフレームレイアウトが若干変更されている。フレームパイプがカーブドパイプを採用。ダウンチューブ、フロントフォークがストレートパイプから湾曲したパイプとなっている。前後サスとも、リンクピポットが従来より上方に配置されておりストローク時に車輪が後方に移動するような構造となっている。リアサスショックユニットの配置も垂直方向に変化している。ストローク量は同じでも、ピポットからのアーム長が長くなっており、乗り心地としては柔らかめに変化しているように見える。フロントのトレーリングリンク構造は不変だけど、フォーク自体が細身のベンドフォークとなっており乗り心地改善を求めているように見える。サスペンションだけでなく、フレームでもしなやかさを追求したかの様子。

更に、パシフィックリーチはFMCを繰り返し、サスペンション構造が変化する。フロントはトレーリングリンク式だけど、スタビライザー的な左右連結バーが省略されて短いトレーリングアームでの接続となる。ストロークを短くすることで左右連結を省略させているのだろう。恐らく、フロントサスペンションは固くなっている模様。リアのショックユニットは垂直からレイダウンされているけど、初代のホリゾンタルマウント迄は行ってない。なお、前後ブレーキがディスク化されているのが特徴。全モデルから一転して、ハードな乗り心地を連想させる。コンセプトとしては先祖帰りしているようにも見える。

ただ、タルタルーガ・タイプSは初期から不変である。

最新のモデルは現代スポーツサイクルのトレンドが漏れなく取り入れられており、一番モダンな印象。初代は、当時は近未来的だったけど、今見ると、昔の提案した未来という印象。

三代あるけど、買うなら初代か最新がベストかもしれない。途中のモデルは今一中途半端な印象。

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