ガソリン車、新車販売禁止
2030年代半ばには、ガソリン車新車販売が禁止になるそうだ。
半ば?といえば、2035年頃ということだろうか?
今から15年後、、、、自分の都合で考えると、70歳を超えている、、、、実質、自身のカーライフには大きな影響は受けなさそうだが、、、、
ここで記事を読むと、この頃にはEVかHVで環境対応を進めていくとのことだけど、EVは兎も角、HVの定義ってどうなんだろう?
トヨタのTHSとか、日産のe-POWER、ホンダのシステムなら理解出来るけど、HVを名乗る安価なシステムは果たしてHVの仲間に入れて良いモノだろうか?
安価なシステムというと、ホンダの初期のIMAとか最近のISGが該当する。これらはモーターが装備されていても、エンジンの過負荷時の燃費悪化を防ぐための補助システムに過ぎない。正直、これらをHVという括りに入れるのには、今時点において違和感がある。ましてや、15年後の2035年の未来において、今のISG的なシステムがHV車を名乗るのに十分なシステムと言えるか?というと、かなり疑問。
HVで電動車を名乗るので在れば、最低限、モーターだけで自走出来ないと電動車とは言えないのでは無いだろうか?ガソリン主体でモーター補助というのは、少なくとも電動ではない。電気補助式ガソリン車に過ぎないように思う。
ただ、トヨタの優れた動力分配機構を備えたTHSのようなシステムが簡単に生まれるとも思えない。となると、日産のe-POWERのようなエンジンは発電機、その電力で電動機駆動というのが安直で手っ取り早いが、そうなると、エンジンというのは完全に脇役。こういう時代だと、発電機としてのエンジンだから、従来のエンジンとは全く異なる存在で、それはそれで非常に寂しいモノ。
ガソリン車販売禁止というのであれば、それはやはり自動車だけには留まらないであろう。バスやトラックのような輸送を担う大型車両であったり、船舶とは異なる航空機、船舶もその対象になって然るべき。逆方向で小さい方に目を向ければ、二輪車全般についても同じ様な方向性に為っていくのかもしれないが、大型車両や二輪車迄もが電動化の波に飲み込まれるというのは、チョット想像し辛いし、現実的に可能か?というと、これまでの15年の技術の進歩の状態から想像するに、これからの15年で輸送機器のエネルギーが変革するとも思えない。
ただ、思えないから手を拱く訳にもいかないのが自動車メーカーの現状だろう。自動車メーカー自体も、現状ISGシステムが電動車の要件を15年後にも満たせるとは考えていないのでは無いだろうか?15年後、いや、10年後に電動車の要件を満たせる仕組み、しかも広い車種に展開出来るようなデバイスの開発に取り組んでいるのは、多分、間違いない事だろう。
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