MX-30の真の役割
正直、評判が良いとは思えないモデル。ただ、街中で、これまで二回程走っているのを見た。この二回、、、多いのか?少ないのか?っていうと微妙、、、、、
このMX-30、今月中にBEVモデルが登場予定。航続距離は200kmに満たないタイプで、小さな電池を搭載したモデルとされている。
まぁ、200kmというと、ドライブというと県内移動限定としても短い。市内移動限定として考えるのが良いか?居住地と隣接地エリア限定だろう。
ただ、居住地内通勤だとすれば、一日の走行距離が30km程度という人が少なく無い訳で、その場合なら毎週末で充電して使うような使い方だろうか?
毎週末に充電というと、自宅で充電出来る人向けという車両だろう。
そんな訳で、BEVとして考えると、自宅で充電出来る人向け。かなり限られた客層向けっぽい。
で、先行してデビューしたHVのMX-30ってどんな存在か?というと、、、何とも判りにくい存在。クーペっぽいようで実用性もあるようで、、、、って、そんな感じ。
こんな微妙な車、、、考えてみれば、マツダはこういう意味不明な車を結構作ってきたようにも思う。
直近なら、ベリーサ、更に遡ると、エチュード、ペルソナ、、そんな感じか?
ただ、ベリーサってのは小さな高級車ということで実用性は犠牲にしてないし、ペルソナっていうのもインテリアに偏っていたけど、取り敢えず4ドアだったので、少し違うのか?
そう考えると、クーペでありながら車高を保って居住空間を保って登場したエチュード辺りとキャラがオーバーラップする。
ただ、エチュード、ベリーサ、ペルソナ、、、、この系統は販売的に概ね今一で一代限りのモデル。恐らくだけど、MX-30も、そんな感じかもしれない。
多分、これから量販モデルに搭載するメカニズムを台数が売れないであろうMX-30に投入して市場での評価を集めるマーケットリサーチモデルの役割なんだろう。MX-30で新しいメカニズムを先行投入して市場の声、予期せぬトラブル等をチェックして、見通しが付いたメカニズムを量販モデルに展開させて、その後、フェードアウトさせていくというのが狙いっぽい。BEVにしろ、レンジエクステンダーにしろ、試作車で示したようにマツダ3、CX-30に展開するのは可能な訳で、今時点で新しいメカニズムを量販車に搭載して、発生するであろうトラブルに追いまくられるのを警戒してMX-30という、敢えて売れ行きを抑えたモデルから始めるって印象。
MX-30のBEVで、市場が望むバッテリーサイズのベストを探るってのが本音かもしれない。バッテリーサイズを大きくすべきか?或いは、レンジエクステンダーとして加えるのが良いのか?それを、市場を使って調べるというのがMX-30に課せられた最大の目的のような気がする。エチュードは日本語で『練習曲』である。MX-30、正に現代の『練習曲』みたい。エチュードの正統後継車で、市場で新しいメカニズムを練習するのが最大の目的っぽい。
| 固定リンク
コメント