チェーンリング
今、ロードはダブルがスタンダード、初心者向けにトリプルもあったけど、最近は少数派。コンパクトクランクが登場してからは、そういう傾向。
ただ、クランクもスタンダードクランク、コンパクトクランクの区別も聞かなくなってきたような感じ。
4スポーククランクが登場してからは、ピッチの大小が無くなってきたからだろう。
話は変わるけど、あれ程普通に見えていたカブトガニデザインの先代キャップレスデザインの5スポーククランクデザインだけど、4スポーククランクが普及してからは一気に古臭く見えるのが不思議。一方で、それ以前の5スポーククランクとか、5visのシクロスポークデザインは古臭く見えないのも興味深い。
話を戻して、チェーンリングのダブルの組み合わせだけど、スタンダードなら53-39、52-38、コンパクトなら50-34、48-34というのが一般的だったけど、最近は52-36、46-36といった組み合わせもある。
この組み合わせ、最近のデュアルコントロールレバーのワンアクションで迅速な変速ということで、リングの組み合わせが決められていたけど、遡れば、リングの組み合わせなんぞは自由自在で好き勝手出来ていたのが昔の話。
そこで、今回トライしてみたのがPCD110のクランクでアウター51T、インナー31Tという思いっ切りワイドな構成。リアの歯数差が1T刻みで並べるのが難しい時代では、フロントの歯数差をタイトにするというのが普通の考え方だったけど、リアの多段化が進んだ今ならリアを1T刻みにクロウス構成が可能。これならチェーンリングの組み合わせは思いっ切りワイドにするのもアリ、、、、こんな風に考える事もある。
ということで、51-31Tという歯数差で実に20Tである。変速性能の悪化は確かにあるけど、此処までワイドにすると、カセットを超クロウス設定としていたら、カセットのオーバーラップは僅か1Tである。この1Tは禁じ手のインナートップの時だけで、それ以外は全て有効となる。10段×2で、オーバーラップが1Tで合計19段が有効となる。因みに、FDのキャパシティは16Tだけど、取り敢えず20Tでも問題は無い。
過去にはコンパクトクランクはどう?って気もしたけど、今はコンパクトクランクを超えて、カセットを超クロウスにしてチェーンリングを思いっ切りワイドにするってのもアリのような気がする。
実際使うと、思いの外、使い易い。
アウター51Tでカセット16-20は超使い易いし、インナー31Tでカセット22-27も超使い易い。結構、お奨め。
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