複雑化、、、、
環境問題、安全対応、、、、これで、単車も車も機能の複雑化が著しい。判りやすい機械仕掛けというモノから大きくかけ離れているようだ。
どうなるか?というと、具体的に言えば機械仕掛けから電気仕掛けになっているということ。入力に対して出力を与える場合、一対一対応的であれば機械仕掛けで良いけど、運転者の操作が入力の一情報に過ぎず、色んな情報を取り纏めて出力させるような多対一対応的な動作を行おうとすれば電気仕掛けが必須である。一つのアクションにおいて運転者の操作情報が全てとは異なっている訳だ。
システムが完璧に同調して動いている内は何の問題も無いだろうけど、何らかの動作以上を来した時、入力条件が複数あれば、その原因を特定するのは従来ながらの究明方法では問題に辿り着くのに大幅に時間を要する状態。この問題を解決するのが四輪で既に普及しているODB端子のようなもの。この仕組みは二輪にも必須化されていくながれだけど、これは複数条件を出力において考慮する電子制御システムの健全性を保つ上では必須という仕組み。このような仕組みによって効率の良いシステムが作られるだろうし、ユーザーの勝手な改変に対する歯止めを掛ける事も出来る。
制御の複雑化によって、これまででは実現不可能だった高機能、高性能なシステムがユーザーに提供されるのは喜ばしい事かも知れない。IMUのような車輌の運動状態を管理下に置く事でパワーを制御する仕組み、或いは、ハイパワーを与える過給機を安全に提供する事だとか、色々なシステムが該当する。
ただ、どんなに高性能で高機能なスペックを誇ろうとも、入力に対する出力がブラックボックス化して、異常時においてユーザーが不調原因の究明を行おうとする時に、苦労が強いられるようなのは、一寸勘弁願いたいというのが本音だ。
入力と出力の関連性はダイレクトで、極力一対一的な対応で行われる機械仕掛けの仕組みの方が何となく好みである。
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