複雑さと機能性
最近、思う。
不満が出なければ、構造はシンプルな程良い、、、、そういう意識。
それは、CXやC200に乗ってから思い始めた事。この二車はOHVだ。OHVでも十分。
BTではSOHCだけど空冷2バルブである。元は1980年代初頭のエンジン。十分旧式である。
しかし、これも実用上何の不満もない。寧ろ、そのシンプルさが嬉しい。
機構が複雑すぎる程良いか?というと、そうではない。
不満が出なければ、満足出来る機能が得られれば、機構はシンプルな程良いのでは?
これは、プロボックスに乗ってから感じる事。自身、四輪では殆どがリアリジッドの車ばかりだ。特に、ここ二十年はずっとそうだ。例外がエリオである。これはリアが独立の足周り。これは確かに良かったのだが、これでなければNGか?というと、その前にリジッド車(ノマド)の踏み切り線路乗り越えでの突き上げが酷いイメージがあったのだが、逆にそれ以外は不満は無かったのだが、、、、それでも、そのイメージでエリオの良さを実感したもの。
その後、プロボックスに換えて不満があるか?というと、不思議な事に不満は無いのだ。突き上げに不満も無い。寧ろ、ワインディングを走っている時のリアの挙動はエリオよりプロボックスの方が落ち着いている感じである。
プロボックスといえばバリバリのリジッド式。4リンク式サスペンションである。これで全く不満無しなのだ。乗り心地に不満も無い。何より、タイヤの減り方が以前より均等なのは嬉しいところ。そんな訳で、リジッドでも良くない?というのが最近の考え。
そんなこんなで、最近は複雑な機構で高機能を謳っている製品よりも、機能を満たす上で最もシンプルな構成を選んだ製品の方に魅力を感じる事が多い。
今更だけど、シンプルイズベスト、、、、そう思うのだ。
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コメント
コメントありがとうございます。
正に、そうですね!
昔、高性能車が高性能の象徴でDOHC4バルブ、、、、といっていた時代、空冷SOHC2バルブで十分だったりすると、そんな複雑な物は不要という方に魅力を感じたりしたものです。
兎に角、機能が満たされるなら、極力シンプル、これが一番ですね。
投稿: 壱源 | 2021年2月13日 (土) 10時20分
工学の真理の一つに、「無い部品は壊れない」というのもあります。機構は必要な範囲で簡単なほうが良いですね。
ちょっと古い光学の話になりますが、ZEISSの写真レンズ、他社の同性能のレンズよりも、1から2枚少ないレンズ枚数で、より”魅力的に見える”映像を撮影することができました。細かいところをよく見ると、国産のほうが最周辺はどのスキ(欠陥)は少ないのですが、例えば同じ風景を撮影しても、何か魅力的な映像になりにくい。自転車・単車に例えれば、乗って楽しいか、スペック”だけ”番長かというところでしょうか。
設計速度・価格効率最優先か、それともいろいろなフィーリングも重要視するか。日欧の違いといったところでしょうか。(最も、車などでは、主たる用途・使用状況の違いも大きいとは思いますが)
投稿: ひでさん | 2021年2月13日 (土) 06時03分