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2021年4月16日 (金)

車間距離

適切な車間距離、これは速度に応じて前走車両の急停止に衝突せずに停止出来る距離を確保出来れば良いというものではない。
特に、狭い道路、遅い速度では、留意が必要。
何が必要か?というと、停まれるかどうかではない。
必要な距離というのは、前走車両のボディサイズ、形状も加味することが重要だ。

速度は関係無しに、幅の狭い道、大きな前走車両となると、運転中の死角は車間距離によって大きく影響を受ける。
前走車両の停止に対応出来る車間距離だけでは、視野の確保に不十分な可能性があるのだ。

死角対応というのは、脇道、電信柱の影、路地に面した住宅の玄関、エントランスからの飛び出し、前方からの左右からの自転車の飛び出しである。これが問題。
歩行者の走行速度を6km/h程度、自転車の走行速度を20km/h程度と考えると、秒速にすれば、歩行者は1.7m/sec、自転車は5.5m/secである。運転中に対応出来る時間は?といえば、反応時間0.2secとすれば、トータルで0.5secは欲しい。となると、歩行者なら死角から85cmのマージン、自転車なら死角から2.8mのマージンが欲しい。
つまり、左右方向では最低でも85cmの余裕、前走車の車影から3m弱のマージンが欲しい。

つまり、どんなに遅い速度で走っていても、車道端で影の作られた場所から85cmは開けて走りたいし、前走車両との車間距離は最低でも3mは欲しい。これは、走行速度30km/h程度の制動距離だけど、速度10km/h程度で走行している時でも車間距離は3mは確保したいところである。

これを忘れると、前走車の横からすり抜けて正面に飛び込んでくる自転車に対応出来なくなる。3mあれば、自転車が衝突する前に完全停止出来るので、少なくとも自車の責任は回避出来る筈である。どんなにゆっくり走っていても、前の車とは最低でも3m、判りやすく言えば車一台分の間隔があれば安心。
更に、狭い道でも道路両端から1m程度は確保して走るべき。自車が1.7mだから左右に1mずつなら幅4.7mの道より狭い道では、死角の生まれる箇所毎に徐行して走る位の用心深さが必要である。

これ、脇道から飛び出してきて横っ腹に突っ込んできた自転車との事故体験から学んだ知見とも言える。

自転車、歩行者、、、、こいつらには常識的な行動を期待したらだめ。車、単車の場合、弱者優先の原則で悪者にされるので、自衛的行動が必要である。

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コメント

おはよう御座います。そうですね、団地内の路地等、車が入れないような枝道が少なく無いですが、そういうところからでも子供、自転車は容赦なく飛び出してきます。
何時も通る道では、どこに路地があるのかを理解しているので、手前で停止するように心掛けていますが、もし、見知らぬ土地の路地なんかを走行すると、何が起こるか判らないので怖いですね。そういう場所には最低限カーブミラーでもあれば良いのですが、細い道程、無理な相談ですからね。
まぁ、基本は路地の多い道には車で入らない事でしょうか?
ただ、誰かを訪ねて団地に入る事も有る訳で、なかなか難しいですね。

投稿: 壱源 | 2021年4月16日 (金) 09時17分

 私の場合、道の幅にもよりますが、楽にすれ違える幅未満の道路、あるいは、、自転車を安全に追い越せないような道幅の道路では、「常に対向車に譲れる」車間距離をとっています。具体的には、たいていの場合、枝道に車体を少し入れればすれ違えますので、枝道ひと区画分以上、あけています。時折、私にピッタリつけてくる車が(私が避けた結果)避けられずに固まってしまいます。ちなみに女性同士の場合は90%以上固まりますね。この辺の人はバックできません)
 自転車の通行のあり得る細い道路、例えば団地内の細い道では、子供の物陰からの飛び出しを考えると時速15キロ以上は命取りであり、この速度でも、前を見ず、耳をふさいでいる自転車に突っ込まれるのは避けられないいと考えています。塀の高さなど、もう少し考えてくれるとよいのですが。
 

投稿: ひでさん | 2021年4月16日 (金) 06時49分

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