自転車対策
四輪を運転していて怖いのは自転車。乗り手は中高生中心だけど大人も多い。小学生も多い。共通しているのは、こいつらは交通法規を認識していない。自転車=歩行者という概念。
しかし、自転車の走行速度は下り坂だったりすると30km/hくらいと結構速い。30km/hというのは秒速で8.3m/secである。人間の反応速度からいうと0.5secは欲しい。つまり認識して急制動なりの反応を考えると、8.3m/sec×0.5sec=4.2m、つまり自車から4m以内の範囲で30km/hで現れる自転車に対しては反応出来ないということ。
視界から車両先端から4.2m以内への飛び出しというのは対処出来ない訳だ。生活道路の道幅は狭いところでは4m未満が少なくない。3mの場合もある。そんな道路にも脇道がある。幅90cm程の路地だ。まぁ、路地の場合は飛び出す自転車は10km/h程度、秒速では2.8m/sec、0.5secなら1.4mだ。路地の角から1.4m手前で超徐行等の対応が必要。自転車が30km/hというと、道幅は4m程度の道だろう。この場合は死角側4.2mの視野を確保しての対応が必要。走行道路が4m、その場合、路地が無い側に車両を寄せて、脇道の角迄の距離で確保出来るのは2mくらいだろうか?そこで車速を殺して自転車の飛びだし想定で脇道の前を通過するような配慮が必要ということ。
こういう事を考えると、完全なルール遵守の上での道路走行は実質不可能という気がして為らない。
自転車のとんでもない動き、これを考慮しての完全遵法での安全運転っていうのは、現実的に不可能では無いだろうか?
十数年での脇道からの自転車突入衝突を経験した回数は多くて4回。で、自身の遵法走行は止めて路地でも道幅を目一杯使った蛇行運転を行う事にした。路地の脇道、路地に面した玄関があれば、その反対側、仮に道路の右側でもブロック塀等で人が絶対に出ない場所であるならば、キープレフトは無視しして右にしっかり寄せて、路地、脇道、門柱の影をしっかり見通せる位置に場所取りして自転車の走行速度を換算して停まれる距離、最低で1.5m、多くて4mの視野を確保しながら路地、脇道、玄関の前を通過する事に。生活道路を走行する時はキープレフトは行わない。影の視界を最大限確保出来る位置を確保。そして、対向車との離合時はセンターギリギリ迄寄せる。対向車が居ない時は逆走気味もOKという判断。こういう位置取りで対応する事に、、、ただ、個人的には、こういう走り方は嫌い。
決められた位置を決められているように走るのが理想なんだが、路地、脇道から停止はおろか減速さえせずに突っ込んでくる二輪車、特に自転車に対応しようと思えば、これしか手立てはない。
ただ、これって、ホントに安全運転なのか?というと判らない。
正直、ジレンマを抱えている。このジレンマがストレスに為るようだと、四輪の運転は止めても良いかな?と思っている。
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