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2021年5月12日 (水)

次世代ミドルクラス

これまで、ミドルクラスといえば650ccというのが、或る意味スタンダード。
そもそも650ccっていうのは最大排気量クラスといっても過言では無かったけど、750ccが登場して以降は、ミドルクラスとして定着。上級の排気量、750cc、900ccが登場しても650ccという排気量クラスは長く生き残っている。近い排気量として550cc、600ccというクラスもあるけど、これらに較べると650ccというのはキャラ的にも落ち着いたモデルが相対的に多い。

そんな650ccクラスだけど、近年は排ガス対応等によるパワーダウンを排気量アップで補う傾向。走りとしては、W650から排気量アップしたW800が挙げられるが、このクラスというのは、今後700~800ccにアップしてスタンダードとして生き残っていくものと思われる。

今後は650ccよりも微妙に排気量拡大していくのでは無いだろうか?

カワサキならNinja650、ヤマハならMT-07、ホンダならCBR650R、NC750といったモデルが、環境規制に連動して排気量を拡大していきそう。ただ、個人的にお気に入りのSV650については姉妹車に400をラインナップしていた経緯を踏まえると、恐らくは完全に刷新して700cc程度の新しいツインに置き換わる可能性が高そう。新たに生まれるモデルは、700~800cc辺りに収束していくのでは無いだろうか?

リッタークラスよりもコンパクトで実用性能が高い、そしてコストを抑えた存在、そう、昔の玄人好みと呼ばれていた時代の650ccクラスというのは800ccクラスに入れ替わっていきそうだ。

ユーロ5からユーロ6対応が求められるタイミングで、上述のモデルは排気量を拡大しつつも車格を維持してニューモデルとして登場しそうだ。最も期待出来るのは、スズキのSV650の代替え車。恐らくは、パラツインの800cc辺りで登場するのではないだろうか?旧来のSV650からGSX-R600辺りのユーザーを引き受けるような多車種展開可能なパワーユニットで登場するように思う。他にはホンダのCBR650も環境対応によってトルク不足の影響を最も受けそうなマルチシリンダー故に、CBR750~CBR800のような排気量クラスで登場するのでは無いだろうか?ダークホース的に注目なのは、カワサキ。現在、ストリート向けに636ccのZX-6Rをラインナップしているが、現行Ninja650~ZX-6Rをカバーするようなマルチエンジンの700~800クラスをラインナップさせても不思議ではない。カワサキといえば、Z650Fourからの750FXⅡ、Ⅲ、ゼファーとマルチエンジンでこのカテゴリーを支えてきた歴史があり、Ninja650をツインからマルチに衣替えしても不思議ではない。

旧来のリッタークラスからのダウンサイジング800ccではなく、650ccからのスープアップ版としての800ccというのであれば、ツインにしろマルチにしろ楽しそうなモデルが出来そうな予感。

想像だけど、二年以内に800ccクラスのミドルクラスモデルが充実しそう。

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