マツダ787B
1991年、ルマンを初めて制した日本車。搭載されているのは4ローターのロータリーエンジンである。このIMSA-GTPの787B、近年は毎年のようにマツダのファンフェスティバルや鈴鹿のサウンドオブエンジンといった催し物に登場し、甲高い排気音を轟かせている。
この排気音、通常のレシプロエンジンとは異なる異質な音。非常に澄んだ、高い周波数の音、、、この音だけで痺れる。レーシングサウンドの中では、もしかしたらナンバーワンかもしれない。回転数は大凡10,000rpmである。一つのローターはハウジングの中で次々の爆発している。ローターが1回転する間に3回爆発する訳だ。ローターが1回転でエキセントリックシャフトは3回転する。エキセントリックシャフトが1回転する毎に燃焼室が一回爆発する。マルチローターであれば、ローターの位相に応じた倍数の爆発が起こっている。
10,000rpmのエンジン回転数であれば、シングルローターあたり10,000回の爆発が生じている。
4ローターのロータリーエンジンを搭載した787Bの排気音、これはレーシングエンジンの発する排気音ではベストのように感じる。
| 固定リンク
コメント