高齢者のワクチン接種率
今朝の新聞で、広島では接種が高齢者の75%に及んだという。そして、希望者全ての接種が終わったという。つまり、高齢者で接種判断をした人が75%ということ。逆に言えば、25%が接種を見送ったということ。
これから若年層の接種が始まる。接種受付は今月末7/31以降である。これで接種希望者がどの位に及ぶか?
因みに職域接種といえば、何校かの大学で実施されたが、広島大学では学生の接種率は65%程、職員接種率で75%程だったという。とある大学の学部によっては接種率が80%以上となる学部もあったそうだが、躊躇する学生を接種しなければ職場実習に参加がさせないとか、就職の斡旋を行わないといった恫喝を駆使して泣き叫ぶ生徒を強引に半ば強制的に接種していたとも聞く。
恐らく、そのような強行な手法を取らなければ全人口の60~70%が接種希望という判断で、接種率がその程度になるものと推測される。接種率から判断すると、接種が先行した諸外国の接種率と同等になりそうだ。三人に一人が接種しないという判断。
ここ最近のメディアの接種啓蒙な雰囲気からいうと、接種率は90%近くになるのかな?とも思っていたけど、そうでも無いみたい。慎重に判断する人は確実に居るみたい。接種率が海外並ということは、接種を見送る人というのは、メディアの啓蒙に影響されない意志があるようにも伺える。
ところで、このワクチン、昨年登場してから基本的に同じモノ。武漢株に対しては一回接種で有効、しかしイギリス株には一回接種では効果が低く、二回接種が必要。当初は二回接種すれば獲得免疫は相当長期間に持続出来る可能性がある的な話も聞こえてきたが、最近はそういう希望的な話は、あまり耳にしない。寧ろ、インド株では二回接種では効果が低く、三回目ブースター接種が必要という話の方が多い。因みに、巷に蔓延するウイルスは既に武漢株は無く、イギリス株からインド株に置き換わりつつある状況。
インド株後に更に新しい株が登場してくれば、更に追加接種が必要の可能性がある。接種を新株登場毎に繰り返す可能性が高い。毎年接種クーポン券を配って接種を繰り返すって可能性も排除出来ない。接種を繰り返す必要性が出てきた時に、接種率がどう変化するか?っていうのは、とても興味深い。
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