膝関節を緩める効果
ショートクランク、、、、最初は股関節~足首で動力を伝えるため、足首~拇指球分の長さが短くなる分を差っ引くという風に考えていたけど、今は違う。
ショートクランク、これまではアップライト基本で考えていたけど、今は違う。
ショートクランクでの最大のメリット、、、これはクランク上死点における膝関節、股関節の屈曲角度を緩める効果。これが最大だと思う。
屈曲角度が緩められるので深い前傾姿勢が楽に取れるのもメリット。関節の深い曲がり、つまり筋肉の伸張端での動きが無いから回転がスムーズになる。
そして、ペダルを踏む力の最大値が掛けられるクランク作用角を拡げる事が出来る。トルクの最大値は減っても時間が増えるので出力がアップする。
これが出力向上の根拠では無いだろうか?
これ、西DAHONで深い前傾姿勢、高いサドル位置、それに短いクランクという組み合わせで確実に実感出来た話。ペダル上死点近辺で下半身が緩いのだ。この緩さ、疲労軽減に相当効果的。
ただ、、、、、クランクを短くすると、絶対的にクランクを回すトルクの最大値は減少する。関節が柔らかい人で膝関節が深く曲がった状態でもパワーが出せる人ならクランク自体は長い方が良いかも知れない。
例えば、交通事故で脚の骨を骨折して膝関節の作用角に制限がある人なんかは、ショートクランクが良いかもしれない。しかし、脚の関節が柔らかく長いクランクでも200rpm楽勝で回せるなら、ロングクランクの方がパワーは出せるようにも思う。
ショートクランクにすると、明確にトルクが減少するし、ケイデンスが上げられないなら間違いなく出力は低下する。トルク減はクランク長135mmでは相当に顕著。152mmのジュニアクランク車なら緩勾配は気にならない。そう考えると、最低でも155mmは欲しい気もする。選ぶなら155~165mmの範囲かもしれない。こにサドルハイトを5~15mm上げて、セットバックを20mm程度増やすことで股関節を緩めて効果が実感出来れば試験採用する価値があるかもしれない。
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