たかが5mm、されど5mm
やBICECO、ポストのズレ防止にスチールポストを用いているけど、それでもずれる。そうすると、直ぐに気付く。確認するとズレは10mm未満である。
どの瞬間に気付くか?と言えば、ペダリングして脚が上死点を通過する時だ。脚が詰まる感じがするのである。そう、股関節とペダルスピンドルが近すぎる感じである。
逆に、下死点近辺では何も違和感は感じない。
ズレを修正すると違和感は消える。
これ、クランク長を5mm短いショートクランクを付けた時、それに併せてサドルハイトを5mm上げる訳だが、その場合、スピンドル軌跡直径は、170mmクランクと165mmクランクだと10mm違ってくる。結果、股関節とクランク上死点時におけるペダルスピンドルの距離は10mm広がるのである。この効果は小さくないのである。
従来はコレでOKって考えていたけど、考えてみれば、5mmのサドルアップでサドルの後退量は2mm弱、股関節から見ればクランク水平時においてペダルスピンドルは従来より5mm後退している。膝関節の踏み込み時の角度を保つ、或いは緩めるにはサドル位置を従来位置より5mm程度は後退させる方が良い筈である。という訳で、元のポジションからサドルを5mm程後退させてみた。
つまり、クランク長を従来より5mm短くして、シートポストの突き出しを5mm増やし、サドルを5mm後方にセットバックしてみた。勿論、サドルポジションが後方にシフトした分、ハンドルのグリップ位置も手前でグリップ出来る仕様である。
すると、もう少しクランク位置が近い位置から動力を伝える事が可能な感触、、、、ということで、サドルセットバックを増やすために、セットバック量+20mmにシートポストに交換、すると、クランク角度が上死点から15°程度進んだ位置からしっかり踏み込める印象。
踏み込める角度が広がったためか、上死点、下死点時における失速時の動力抜け幅が小さくなっている感覚である。
これは、なかなか悪くない印象である。
もう少し乗り込んで、クランク長を160mmでトライしてみたい。
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