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2021年10月 8日 (金)

鉄、、、、

スチールパーツが悪い訳ではない。
ただ、80年代、90年代のモデルを普通に見続けてきた目から見れば、今時の700cc以下のクラスのモデルは、どうしてもチープな感じを受けてしまう。
逆に900cc以上のモデルについては、そのような感覚は受けない。

その違い、、、やはり、車体を構成するパーツの材質の違いに伴う質感の違いを感じるからだろう。スチールモデルだからNGという訳ではない。スチールパーツでも細部の仕上げ状態に廉価感を感じるとアウトという訳だ。

一昔前、80年代、90年代のスポーツモデルといえば、アルミ高剛性フレーム+アルミスイングアームというのはスタンダードな構成である。1983年のRG250ガンマ以降は、それがスタンダードだ。4ストロークモデルにしてもCBR250F登場以降はフレームのアルミ化が商品競争力アップには不可欠となっていた。1980年代後半以降のスポーツモデルとは、そういうパーツマテリアルを採用していたのだ。
勿論、スチール製でも機能的には何の問題も無いのは理解しているけど、パーツ部を見比べると、やはりアルミパーツの方が高級そうに見えるし、実際に軽量である。

しかし2000年代以降では、小排気量からアルミ化されたパーツのスチール回帰が進み、消滅しかけている400ccクラスは勿論、上級の650ccクラスでもパーツのスチール化が進んでいる。同じ名前で同系のエンジンを積んで継続しているSV650は初代の1999年式からFMCを重ねる毎にコストダウンが進んでいる感が否めない。

それで十分なのは理解出来るけど、所有して、眺める、磨く、、、そういう時に、そういう対象となる部分の質感ってのは、或る意味重要である。

勿論、鉄であることをウリにしているというか、鉄であることが必要なモデルでは、当然、その限りではないが、本来ならアルミの方が良くない?ってモデルについては、やっぱりアルミで作って欲しいような気がする。

個人的には、初代SV400/650S、TL1000Sのアルミ丸パイプトラスフレームってのが、過去に登場したアルミパーツの中で最も好きだったりする。整備してフレーム部を見る度に、よくもまぁ、こんな形状のパーツをアルミパイプ溶接で作ったモノだと、いつも関心する。このフレームは非常に好み。SVはエンジンも好きだけど、この車体も好きだ。

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