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2021年10月10日 (日)

高校生ローディ

土曜の早朝、夜明け前後にピストで川沿いを走っている。夏場は午前5時台だから人と遭遇することはないけど、冬場は走り始めが午前6時半過ぎ、となると、、、走行時間は午前9時前迄となる。すると、丁度学生の通学時間帯にオーバーラップする。
土曜に遭遇する学生と言えば、部活学生だ。学生で高価なロードバイクといえば、殆どが自転車部だろう。月に一度程度は確実に遭遇するのだが、この遭遇が、ハッキリ言って少々面倒臭い。

自身、川沿いの道路を巡航している速度は35~38km/h程度だ。風向きによるけど、強い向かい風なら33~36km/hくらい、追い風なら38~42km/hくらいである。

この速度で走っていたら、別に追い掛けている訳ではないが、他の自転車に追い付いてしまうことがある。極力、追い付かないように速度調整するけど、速度差が数キロあれば、否が応でも追い付かざるを得ない。ただ、追い付いてしまうと躊躇無く一気に離れて抜くのである。

しかし、、、、抜く対象が高校生のような元気なローディの場合、彼らは抜かれた途端に一生懸命漕いで背後に付けようとする。場合によっては、余裕をアピールするような行動を取る場合も少なくない。
勿論、基本は木にしないけど、1分、2分と付かれていると、正直いい気はしない。所詮は他人で面識も無いのである。

距離で1km程度も続くと、ワンランクスピードを上げて巡航速度を41~45km/hに引き上げる。すると、99%は十数秒の内に苦しそうな顔をして離れていく。最近は後方ドラレコを装備しているので、その様子が後から明確に確認出来たりする。

で、思うのは、ピチピチ元気な高校生が現代の何十万もする高級なロードに乗っているのである。そういう連中が、還暦間近のジジイが29,800円のスチールのシングルスピードピストバイクに引きはがされていくのである。自転車部かもしれないが、爺にチョッカイ出して剥がされる、、、、その時点で、終わっている。運動部員として、ハッキリ言って見込みは無いと言って良いと思う。自転車、、、止めた方が良いのでは?というのが率直な感想である。

昔、スイス人の実業団サイクリストに付かれたけど、その際は、距離にして15km程、速度にして常時40km/h以上、最高で50km/h程度で走り続けたのだけど、その際の実業団選手は最後迄離れずに付いてきて驚かされたモノだけど、スポーツとしてロードバイクに取り組んでいる人は、そのくらいのパフォーマンスがあるものだろう。
この方とは、それが切っ掛けで、遭遇する度に会釈したり、同じ方向だったら併走するような関係性になったのだが、そういう道を志している人ってのは、その程度の能力は普通に持っているものだと思う。

それなのに、バリバリ若い高校生が、爺に付いていけないという時点で、正直、終わっている。二十歳前でその程度だと、その先、たかが知れているように思う。他の道の方が良いのでは無かろうか?

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