インホイールモーター
電動アシスト自転車、アルベルト-eが登場して以降、着実に増えているのが前輪駆動自転車。この前輪駆動自転車、人力駆動系とは独立したドライブトレーンで駆動する。所謂、インホイールモーターを採用している。インホイールモーターということでハブ内蔵モーターとしては後輪駆動のモデルもある。
このインホイールモーター、特に、外装変速式の電動アシスト自転車については耐久性確保の絶対条件のように思える。
電動アシストのモーター出力は250Wである。人力の2倍アシストだから自転車としては最大375Wのパワーである。
これはドライブトレーンを共用している場合、駆動チェーンにそれだけの出力を伝達させるトルクが掛かるという訳だ。
この375Wが常時掛かるというのは、ドライブトレーンには大きな負担を与えかねない。
その点、ドライブトレーンが独立している場合、その辺の懸念がなくなるので、インホイールモーターは非常に優れているように思う。
インホイールモーターとしては前輪、後輪の2パターンが考えられるけど、ハブシステムの構造、複雑さを考えると、後輪側で外装変速機構を持つ場合、通常のボスフリー用ハブなら兎も角、そうでなければ構造的にも複雑になるリスクがある。その点では、前輪のハブにモーターを組み込む方が楽なようにもおもえるし、メンテナンス的にも楽に行えるように思える。
発売当初は、どうか?って思っていた前輪駆動モーター式のアルベルト-eシリーズだけど、今となってはシステム的に一番お奨めのようにさえ見える。
インプレッション的には従来のセンタードライブを推す人も多いようだけど、メカ的な信頼性等を考えると個人的には、少なくとも外装変速車では前輪駆動式が良いと思う。
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