自転車用の自動変速は?
車の世界ではATは一般的。しかし、自転車の世界でATってのは、レアモノ。登場しても普及することなく消えていく。
ATの場合、変速操作を自動で行うとなると、変速機を作動させる電源が必要となる。スポーツサイクルのような電動コンポーネントをベースに使うなら問題無いだろうけど、一般的な実用自転車に変速用電源を搭載するのは、なかなか一般的ではない。
自転車の場合、速度に応じて変速比を選ぶというのが現実的かつ唯一の選択肢となる。
自動変速といえば外部電源を用いて行うものは、恐らく遠くない将来に登場するだろうけど、自転車の基本は外部電源無しでシステムが生まれるってのが理想。
速度に応じて変速比を選ぶモノも探せば存在するけど、更に言えば、この変速タイミングを決める速度をユーザーが設定出来るモノが登場すれば、案外面白いかも知れない。
変速段数は3段程度で構わないので、速度設定をアジャストボルトで設定出来れば結構面白そう。
最もシンプルな形としては、ウェルビーサイクルというブランドで、小径の二段変速の自動変速車が売られているようだ。Pocketable16/20というモデル。16インチモデルの変速タイミングは12km/h、20インチでは17km/hとなっている。ハブの回転数から、そうなっているのだろう。このハブを使って大きな車輪だと、その速度が上がる仕様だろう。20インチの自動変速モデルが33,800円、16インチモデルが31,800円となっている。シングルスピードは概ね5,000円安くなっている。あまり一般的ではないけど、みれば、それなりに面白そう。
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