テレスコピック式フロントフォークよりも
今の時代、スポーツバイクは倒立式。そうでない正立式でもインナーチューブ径は下品な位に太い。
一見、かなりの高剛性のように見えるけど、支えるフォーク径っていうのは、あんまり意味がないかも知れない。
我が家のバイクで最大の外径を保つのはBT1100だ。
しかし、このバイク、買って1年程度でフロントフェンダーがバキバキである。フェンダーは左右のアウターチューブにネジ止めされているけど、留め穴が蜘蛛の巣状に割れて、フェンダーを左右に分断するように縦に長いクラックが入っている。この壊れ方、フロントフォークのアウターチューブが左右別々に動いているのが原因と思われる形跡だ。
これだけ太いフォークでもグダグダである。
それもその筈だ。このフェンダー、裏にスタビライザーような左右渡しが無い。より細いフォークのガンマとかSV、CXではフェンダーは無事。違いは、アウターチューブを連結するスタビライザーの有無。フォーク剛性には、このスタビライザーってのが結構重要である。
足周りの剛性、フォーク自体の捻れに対してはフォーク径が聞いてくるけど、左右が連動して動くのが大前提であり、そのためにはアクスルシャフトがフォークストローク方向に対して垂直な位置関係を保って動く事が重要。
そう考えると、果たして倒立フォークがベストか?というと微妙かもしれない。勿論、正立フォークも十分か?というと微妙な気もする。
今、片持ち等のハブステアの研究もなされているようだけど、個人的には昔ながらのメカニズムでフォークアクスルの位置関係が確実に固定されるアールズフォークのようなサスペンションがベストなような気もする。
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