もぎ取り屋
昔はスクラップ屋さんが多かった。事故車、廃車をストックしておいて、外したパーツをばら売りするショップ。これ、結構利用価値があった。
使える部品といえば、事故車の電気系統だったり、、、そんな部品。或いは、転けたら壊れるステップ、ペダル類。壊れて直ぐ修理したいとき、パーツ注文しての入荷待ちでは時間が掛かっていたからだ。
ただ、絶対NGなパーツ、、、それは、あきらかに変形したり破損した部品は別として、中古タイヤ。それも、、、、サーキット走行上がりの中古タイヤはNG。
因みに、純正装着の中古タイヤも旨味無し。そもそもライフ重視で換える価値は無い。
サーキット走行上がりの中古タイヤ、基本、ハイグリップだけど、殆どがトレッドサイドが溶けて終わっている。油分が抜けて終了である。カサカサだ。普通に使っていると摩耗して表面的には普通になるけど、もう、グリップしない。タイヤがたれているからだ。
自身、貧乏学生だったころ、一度だけ中古タイヤを付けた事がある。RZ250Rに乗っている時、中古タイヤでK300GPを工賃込みで5,000円で付けた事があるけど、夏の峠で走ってみると、、、グリップしない、、、、結局、ハイサイドで飛びかけて、直ぐに新品のバトラックスBT-07/08に交換した。全然違う、、、、それ以来、中古タイヤは使っていない。
それでも、街乗り中心で攻めないのであれば問題無い。パターンがあってスリップサインOKなら車検も取れるだろう。サーキット上がりの中古タイヤ、センター部分が無事な事が多いので、サイドを使わない人にはアリな選択。車検間近で安くタイヤ交換するのもアリだろう。ただ、峠が好き、サーキットが好きな人には有り得ない選択である。
まぁ、二輪のタイヤは割高。前後交換で3~4万円コースはザラ。その点、中古タイヤなら前後で工賃込みで1~1.5万円で済む。でも、ハイグリップの中古タイヤは最初のオーナーが終わったと判断したもので、既にハイグリップではない。そんなグリップしないライフの短いタイヤというとゴミである。ゴミに1万円なんて、、、、金を捨てるようなモノ。
まぁ、街乗り中心とか、バーンアウト専門とか、そういう用途なら判らないではないけど、峠で遊ぶなら有り得ない選択。
四輪でも再生タイヤってのがある。古いタイヤのトレッドに新しいゴムを貼って安価に売るらしいけど、これも今一。
タイヤってのは、用途に合ったモノを新品で買う、、、、これが一番。タイヤとバッテリー、、、、これは、マトモなブランドで新しいモノを買うのが一番である。
個人的には、中古タイヤは若者チョイス。大人、オジサン、お爺さん、、、その段階で中古タイヤ買うならバイクは止めた方が良い。
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