札仙広福
こういう言葉、未だにあるんだ。言葉から札幌、仙台、広島、福岡ってのは想像付くけど、あまり意識というか認識していなかった。
語句説としては、Wikiによると、
日本を三大都市圏と地方圏に分けた場合、地方圏における都市類型の1つとして、「札仙広福」との頭字語がある。それは、札幌市(位置)、仙台市(位置)、広島市(位置)、福岡市(位置)の4市をまとめたものであり、これらは都市地理学において「広域中心都市」とされ、各都市は行政・経済などにおいて、おおよそその所属地方に及ぶ広域的な管轄地域(テリトリー)を持っている。
高度経済成長期にあたる1969年(昭和44年)策定の新全国総合開発計画(新全総)では、札幌都市圏、仙台都市圏、広島都市圏、福岡・北九州都市圏(福岡都市圏および北九州都市圏)の4つの都市圏が、三大都市圏に次ぐ「地方中枢都市圏」とされており、これら4都市圏を指して札仙広福とする場合もある。
大資本が投入された四大工業地帯に大都市が形成された重厚長大の第二次産業の時代から、工業が軽薄短小にその中心が移行すると、第三次産業が都市の拠点性に影響を与えるようになった。特に地方では、商業(支店経済都市)や行政(予算規模が数千億円から兆円単位)の集積が拠点性に影響した。すると、北陸地方の新潟市(新潟県)や金沢市(石川県)、四国地方の高松市(香川県)、九州地方の熊本市(熊本県)等も拠点性がみられたが、これらの都市は経済におけるテリトリーの規模が「札仙広福」と比べて各々が小さく、都市類型として「札仙広福」に並び称されるようにはならなかった。
高度経済成長期から半世紀経った現在、「札仙広福」は文化的興行やプロ・スポーツの面でも拠点性を持つようになっている。しかし、集客力や収益性が各都市(各都市圏)の人口順や経済規模順に必ずしも従わないことが分かっている。
なるほど!と思いつつ、今の時代にこういう類型名称が意味があるか?というと、今やそういう時代では無いとも思う。
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