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2022年2月27日 (日)

テールカウル

最近のバイク、テールのデザインがシュッとし過ぎている。シート自体、タンデムシート部分が段付きで後方に行く程小さく尖った状態。その先のテールカウルというと申し訳程度の突起物的デザイン。テールランプ等の燈火類はLEDの普及等により超小型化している。
価値観的にフェンダーレスがカッコイイとされているのか、フェンダーやナンバープレートは下手すればテールカウル下には存在せず、スイングアームマウントの場合もある。

結果、単車のデザインは燃料タンクだけ的。サイドカバーも主張されているサイドカバーは少ない。

ネオレトロと称するモデル、足周りは90年代以降一般化したゴツイ足周りで、尻上がりなルックスが多い。これに前述した存在感の希薄なテールデザインである。

今時のネオレトロモデル、スタイルの基本は90年代に流行したビンテージバイクに80年代後半以降のレプリカバイクの足周りをスワップしたものがデザインの根元にあるように思う。それ故に、80年代以前の本来の形とは微妙に異なっている。

個人的には、80年代以前のスタンダードなスタイルの復刻を期待したいけど、そういうのは非常に少ない。もっと大きなテールカウル、明確なサイドカバー、水平貴重のデザイン、、、、こういうのは、最近のモデルならクラシック系のWとかSRくらいである。昔のZ、CB、カタナのような水平貴重のデザインで復刻して欲しいところ。

そのためには、まず、存在感のあるテールカウルデザインを実現して欲しい。

昔の名車、デザインが後世に語り継がれているのはテールカウルのデザインが効いている場合が多い。Z2テールといわれるカワサキのゴキブリの羽根的デザイン、CBX/CB-Fから始まるホンダのストリームラインのスポイラー的デザイン、この辺りのデザインは、テールカウルだけで車種が特定出来るアイデンティティとなっていた。こういうデザインの再興を願いたい。

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