エアプレーンキャップ
これ、初登場は確か、、、、1983年頃のRG50ガンマが最初だったかと思う。その後、スズキのRG250ガンマ等のレーサーレプリカシリーズが採用、更に、他のメーカーのモデルにも展開していった経緯じゃなかったかと思う。
このエアプレーンタイプのキャップ、レーサーっぽくてカッコイイというよりも、最大のメリットはタンク上面においてタンクキャップの出っ張りが無くなる事。これが最大のメリット。
そう、前記事で紹介したけど、このエアプレーンタイプのタンクキャップが普及によってタンクバッグの座りが劇的に改善したのである。ホンダのCB750F系統のタンクキャップは格好良かったけど、存在感ありすぎでタンクバッグの座りから考えれば今一。寧ろ、カワサキの平型のタンクキャップの方が良かったけど、この時期のGPZ-F系はタンクの上に色んな液晶モニターが有ったのでタンクバッグを載せるには今一。
このエアプレーンタイプのタンクキャップはレーサーをモチーフで生まれたモノだけど、市販車においては、タンクバッグの積載性という面では最大のメリットかと思う。
ヤマハでは、RZ-R迄はねじ込み式の出っ張ったタンクキャップ。TZR以降である。FZ400Rは中庸のタイプ。RZ-Rは29L、51L、1ARが出っ張りキャップ。1XG以降のタンクデザインがTZR風になったモデル以降がエアプレーンタイプのタンクキャップである。
エアプレーンタイプのタンクキャップは1986年以降登場したモデルでは定番の装備となっている。その後、現在に至るまでレーサーレプリカ、SS系モデルだけでなく、ツアラーモデルでも標準的に装備されている。
ただ、難点もある。タンクキャップがタンク面一ということは、給油口部分はタンク上面より窪んだ位置にある。野晒し駐車したりすると、雨水が給油口周辺に溜まりやすく、タンク内に雨水が入るリスクが増える。結果、タンクが錆びて穴が空くリスクが高まったりもする。まぁ、車体カバーとか屋根付きで保管していれば問題無い話だが、、、、。
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