フォーク抜き
昔の輪行といえば、リアは後輪を外すのに加え、フロントは前輪を外すのではなくフォークを抜くのが普通だった。
輪行といえばターゲットはスポルティーフであったり、ランドナー。
これらをコンパクトにするには、フロントキャリア等が装備されているフロント周りは前輪を外すだけではNG。フォーク毎抜くのが常識である。
リアは、後輪を抜いてもフェンダーが残るので、リアフェンダーは分割式でシートステー部分から後は取り外すのが一般的である。
フロントはフォークを抜くのだけど、フォーク抜きはステムを取り外してヘッドナットを緩めてフォークを抜くパターン。フォークを抜いた後のベアリングはベアリングレースに残る構造の輪行用ヘッド小物を使うのが定番である。
今、我が家の東叡スポルティーフでは分割リアフェンダー、輪行ヘッド小物によるフォーク抜き対応だけど、こういう輪行方法は今は知る人自体が少ない。
今の輪行分割といえば、単純に前後輪を外すだけである。まぁ、フェンダーが無い分、それで良いのだろう。
ただ、輪行といえば、自転車を列車に載せて運んで旅をするというもの。似合うのは今時のロードバイクではなく、ランドナー、スポルティーフのような旅する自転車のような気もする。
それは兎も角、今の自転車よりも昔の自転車のフォーク抜きの構造とかメカニズム、リアのフェンダーの分割機構、、、、そういうのはクラシカルだけど、構造自体が丁寧に考えられて手抜き無しで作られた感じがして、結構好き。今の合理的かつシンプルな構造も悪くないけど、昔の作り方の方がどちらかと言えば好み。
こういう作り方は、自転車に限らない。単車に限らず、電化製品、カメラ等々、いろんな分野のモノが、昔の製品の方が細やかに丁寧に作られていたように思える。
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