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2022年3月10日 (木)

6気筒のSKYACTIV

CX-60の発表に併せて、間もなく登場する6気筒のSKYACTIVのXとDに興味深い情報。

SKYACTIV Xについては2L版とは異なって、M HYBRYD BOOSTの48Vマイルドハイブリッド仕様。興味深いのは、2L版と同等の燃費性能を実現しているとか、、、、更に、2L版では過給機を用いていたが、3L版ではライトサイジングでターボチャージャーを使わずに実現しているという。このエンジンの伏線は、昨年マツダ2で登場した高圧縮タイプのSKYACTIV Gを発展させたモノだろう。2L版で加えられていた高応答エアサプライシステムを省いても吸気が確保出来たということだろう。結構、コストを気に掛けて開発してきた模様。
2L版が190PSということで、3L版は280PS程度の出力で登場するのでは無いだろうか?

SKYACTIV Dでは3Lではなく3.3Lとのこと。こちらもM HYBRYD BOOSTの48Vマイルドハイブリッド仕様。こちらでの注目は6気筒でも4気筒の2.2Dと同等の重量に抑えてあるとの報道。構造の簡素化という事が謳われているので、ツインカムではなくシングルカム化されている可能性もあるし、ツインターボではなくツインスクロールのシングルターボとなっているかも知れない。2.2L版が200PSなら、こちら3.3L版は300PS程度の出力だろうか?

それ以外、2.5LのPHEVとも共用される8速ATはトルコンを用いていないというのが注目点。トルコンではなく多板クラッチ+モーター/ジェネレーターを一体化した構造とのこと。

後は、エンジン縦置き化によるホイールハウスの拡大のメリットか、最小回転半径がホイールベースの短いCX-5等FF系モデルよりも小さくなっており小回りが利くのが注目点。

エンジン、シャーシ、安全装備等々、新技術満載である。相当な期間とコストを掛けての開発のようだ。
なお、デザインに関しては、昨年末のリーク画像で残念な印象が強かったけど、正式発表画像を見る限り、新鮮度は無いけど、それ程悪くない印象。現行マツダ6等の上級セダンの需要を吸収する事を想定しているならば、こういうコンサバなデザインを選んだのも理解出来る。

専門誌、或いは、マツダ贔屓のサイトでも、2.5LのPHEVはTHS2では?との予測が少なくなかったけど、完全にマツダオリジナルのようだ。これはCX-50がカローラクロスの姉妹車との予測が為されていたけど外したのと同じ感じ。

ただ、今回のCX-60から始まるラージ群、マツダ規模から考えると社運を掛けた商品だろう。個人的には、内燃機関が終了に向かう中で、最後に選ぶ内燃機関モデルとしては、一時代の完成形のモデルという風に捉える事も出来る訳で、オーバー2LクラスのFF系モデルを選ぶよりは遙かに満足度が高いように見える。価格次第だけど、PHEV以外のモデルのスタート価格が450万円くらいであれば、結構ヒットするのでは無いだろうか?

なお、国内向けの発表は4月上旬とのこと。一ヶ月以内には国内向けのラインナップと価格が明らかになる。楽しみだ。

このクラスになると、、、多分、MTは無いんだろうな。もし、MTが有れば、次期愛車に悪くないかも知れない。

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