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2022年4月 7日 (木)

CX-60、直前スペック予想

さて、CX-60のジャパンプレミアが迫ってきた。木曜午後8:00からの一時間。
この時、日本仕様のスペック等も公表される見込み。どんなスペックになるかは、一切明らかにされていない。
ネット上では同クラスのスペックを引き合いに330PSだ、350PSだとか目を惹くスペックを予想する意見も少なくないが、実際、どうなるだろうか?

これまで明らかにされているのは欧州仕様のPHEVモデルのみ。マツダ車過去最強のスペック、327ps、51kg・mを発揮するという事だけだ。
これから想像するのは、一番高価格のPHEVのスペックがこうならば、それ以外のグレードのモデルは、それを越えてこないように、、、というのが想像として成り立つ。
これ以外のモデルのパワートレインの仕様は?というと、
2.5L直4ガソリン、3.3L直6ディーゼル、3.3L直6ディーゼル+MHEV、3L直6ガソリン+MHEVというラインナップが予想されている。
この中の2.5L直4ガソリンというのは、既存エンジンと同じであり、恐らく190PS(25.7kg・m)というところだろう。

気になるのはガソリン、ディーゼルの直6ユニットのスペックというところ。これまでのリリースで明らかになっているのは、直6ディーゼルはシステムと構造の簡素化によって2.2L直4ディーゼルと同等の重量に抑えられているということ。直6ガソリン(SKYACTIV-X)については過給器を用いていないということ。ディーゼルエンジンで+2気筒の重量を相殺する簡素化というと、ツインターボをシングルターボ化するとか、ツインカムヘッドをシングルカム化するといった事が思い付く。
マツダの既存ディーゼルのスペックを見返すと、2.2L直4は175PS(42.8kg・m)→190PS(45.9kg・m)→200PS(45.9kg・m)と変遷。1.5L直4は105PS(22.4~25.5kg・m)、1.8L直4は116PS(27.5kg・m)→130PS(27.5kg・m)という仕様。1.5L、1.8Lは2.2Lとは異なりシングルターボ仕様である。
1.8L版と同等の味付けだと238PS程、1.5L版と同等なら252PSほど、2.2L版初期仕様と同等なら262PS、最新仕様と同等なら300PSということになる。想像の域を出ないが、PHEV版を越えるようなスペックは与えられないであろう。逆に、既存の2.2Lディーゼル、或いは、ガソリンの2.5Lターボの230PS(42.8kg・m)を下回るというのも考えづらい。
となると、予想するのは、+10PS程度だと購買欲の刺激が足らないようにも考えられる。となると+20PSとして3.3Lディーゼルがシングルカム+シングルターボ仕様で250PS程、48VのMHEV仕様はE-Boostと命名されているように、そこそこパワフルであり既存のISG式のMHEVとは一線を画す出力がサポートされるのでは無いだろうか?構造的にPHEV仕様のモーター出力をダウンさせた構造だろうから、3.3Lディーゼル+MHEVというのがモーターアシスト分を加えて280PS程になるのではないだろうか?これらのスペックは年次改良と共に引き上げられて、後には既存2.2Lディーゼルと同レベルで300PSに到達していくと想像する。

今回は登場されそうにないSKYACTIV-X仕様の直6ガソリンについては、過給器が搭載されない事が発表されている。過給器レスでSPCCI燃焼が実現出来ているということ。となると、ヒントになるのが既存ガソリンエンジンで高圧縮仕様という事でマツダ2に展開された高圧縮版SKYACTIV-Gにヒントがあるように思う。こちらのパワースペックは110PS程と抑えられた仕様だが、プレミアムガソリン仕様ならば116~132PS程。2L版SKYACTIV-Xではプレミアムガソリン仕様となっており、それを考慮すると230~260PSの範囲なら、250PSというのが基本仕様で、+MHEVで280PS程度というスペックが与えられるのでは無いだろうか?
過去のリリースで紹介されていた直6ガソリンターボ仕様では、既存の2.5L直4ターボが230PSならば、280PS程度で展開されていくようにも思う。

まぁ、スペックなんてどうでも良い。全ては木曜日の夜、明らかにされる訳だ。

公開されたら、記事に答え合わせを追記していきたい。

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