久しぶりに人口動態統計速報をまとめてみた。
大都市圏で今年に入って死亡者数が前年を大きく上まわる傾向が顕著。
元々、昨年の夏以降、数%ずつ死亡者数が多かったのだけど、年明けてからの死亡者数増加率が大幅に増大傾向。
先ずは日本全体の死亡者数を

こんな感じ。二月、三月は相当に増えている。
次は、大都市東京ではどうか?

二月の増加比は昨年後半と差異は少ないけど、三月が激増中。
その次は、大阪ではどうか?

こちらも、日本、東京の傾向と一致、二月、三月の前年同月比で比較すると激増状態。
では、愛知県はどうか?というと、

やはり、東京、大阪と同じ傾向で、二月、三月の死亡者数増加が顕著。
神奈川では如何に?

こちらも同じ傾向です。
三大都市圏ではない人口集中している兵庫では如何?

やはり、同じパターンです。中四国の中枢都市広島では、

説明不要で同じパターンですね。蔓延防止を先駆けて宣言していた沖縄では、

やはり、基本は同じ傾向であります。
ただ、人口の多くない県では、それ程大きな変化は示していません。
秋田県では、

岩手県では、

島根県では、

鳥取県では、

高知県では、

とこんな感じです。都市部程、年明けてからの死亡者数増大が顕著です。日本全体で見ると明らかな傾向ですね。
昨年は、夏以降に数%の増加傾向が顕著、その後、年明けてからの十数%を越える増加傾向を示す県が、人口の多い地域で顕著、、、、そんな感じです。
ということで、地方でも人口の多い広島と、人の少ない島根、鳥取の間に位置するような山口県では、どうでしょう?
山口県では、

興味深いですね、、、人口の多い都市部と、人口の少ない地方との中間的な傾向を示しています。人口の集中度の違いで、年明け以降の死亡者数の前年比の増加率に違いがあるような感じです。
傾向があるということは、この傾向の要因となる事象があるのは、多分間違い有りません。何が原因なのでしょうか?
興味深いのは、そういう変化の傾向が同じタイミングで起こっている事、、、、、これは、何らかの効果を現れるリードタイムというか、タイムラグというか、効果を発揮するまでの時間によるものなのか?という風に考えてしまいます。個人的には、やはり、アレの中長期的なエフェクトが現れたためと考えてしまいます。去年の夏の変動は、あれの短期的な反応、これからは、中長期的な反応が現れていくのかも知れません。アレを繰り返すと、この変動は更に大きく現れるかもしれませんね。そして、アレによるエフェクトの多少に差があるって事は、県の人口に相関している感じ、、、、恐らく、県の構成年齢が影響していると考えるのが一番自然ですね。
人口の多い県は、若い人が多い、それに連動して死亡者数前年同月比が大きくなる、、、、何を意味して居るんでしょうね?
個人的には、アレしてからの二三日での副反応事象よりも、アレが定着してからの数ヶ月以降後に現れる本番事象の方が怖いと思いますね。
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