最後のキャブ車
単車を買う時、吸気がインジェクションよりキャブレターのモデルに拘りがち、、、
インジェクションが市販車に採用されて久しいが、何だかんだ言って、今一信用出来ない。国産車でインジェクションが採用され始めたのは1995年か1996年頃。記憶によると、ツインスパーのGSX-R750だとか、TL1000S辺りが出始めでは無かっただろうか?
最初期の電子式インジェクションといえば、1980年のZ1000H、Z750/1100GP、GPZ1100、Z1300、Z750D、各社のターボ車(ヤマハを除く)辺りからだけど、一度途切れている。Z1000Hではエアフロメーター付き、GP以降はデジタル式で現代のモデルの源流とも言える。
振り返れば、もう25年の歴史を重ねている。それ故に、既にシステムは安定しているとも言える。
しかし、四輪でもEFIのセンサー周りのトラブルでの不調は一般的であり、単車でも一緒。現実的には、突然の不調に見舞われるというパターン。
これ、正直、好きになれない。
ということで、自身は自分で清掃等が可能なキャブレター式が好みで、ずっとキャブレター式のモデルをチョイスしている。特に、近年の購入モデルではそうだ。
2000年代初頭に購入したのがSV650Sだけど、当時、時代は既にインジェクションモデルが数多く存在していたけど、乗り較べた結果、キャブレターのSV650Sをチョイス。当時、購入時比較車両は、VTR1000Rだったけど、あまりもの電子装備の多さに躊躇したのが最初。
その後は長い年月を開けてからの2016年だけど、その時にチョイスしたのがBT1100だけど、これも空冷エンジン+キャブレターという構成。年式は2005年式の中古車だけど、キャブレター仕様のモデルとしては最終期の一台。同時代のキャブ車といえば、1999~2008年のW650、2002~2006年のZZR1200辺り。中型車が2008年迄のSR400、原付が2008年迄のモンキー辺りだ。基本的に2008年に生産終了、或いは、それくらいにフェードアウトしている。登場年度が一番遅いモデルが、BT1100、ZZR1200辺りである。これがキャブ車の最終モデルと言っても良い。
そんな理由で最後に買ったモデルは、キャブ車ラストといえる一台だ。
今時、キャブレター吸気に拘るというと偏屈オヤジしかいないだろうけど、個人的にはスロットルワイヤーで操作するキャブレター、、、これが好み。インジェクション、、、、どうも乗る気にならない。キャブレター式でも年式的には1999年以前の排ガス規制に掛からないモデルがベスト。それ以降のモデルというと、どうも違う感が否めない。
キャブ車に乗って思うのは、スロットルを開けてからの湧き上がるようなパワー感、、、これ、何とも言えない。インジェクション車と較べてというよりも、キャブ車に乗っていて何の不満も無いし、アクセルワークに同調したパワーフィールに何の不満もない。それ故に、変える気も起こらない
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