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2022年7月15日 (金)

梅毒とHIV

梅毒、半年で5600人感染と最悪ペースだという。
以前から梅毒とHIVは重複感染しやすいと言われていた。2000年以前では、梅毒の新規発生患者の70%以上がHIV感染症を合併していた。当時の認識は、双方とも同じ性行為感染症であると同時に、梅毒がHIVの感染リスクの相対危険度を高める原因になることがあげられていたからだ。この二つの症状が合併する理由としては、同じ性感染症であることが最大の理由とされていたけど、2000年頃には、既に重複感染するという認識であり、梅毒を疑ったらHIVも疑って検査を行うという事が一般的だったそうだ。ただ、HIVを発症すると免疫が低下するために、梅毒にも感染しやすいために重複感染するというもので、別個の感染症という認識が強かったそうだ。
ところで、最近は梅毒に限らずSTD患者が非常に増えているという。これは欧米だけでなく日本でも見られる傾向。そして、その患者増大は今年は更に顕著となっているとのこと。

患者が増えているというのは、感染しやすくなっているということ。何故に感染しやすくなっているかというと、性交渉の頻度が増えたと言うよりも、感染を防ぐ免疫力が低下していると考えるのが最も自然。つまり、HIVに感染した人と同じような状態に陥っている人が増えていると考えるのが、ごく自然な考え方とも言える。梅毒患者は2017年以降増加しているが、2021年以降は更に急増している状況。感染力の強い感染症から身を守るには、何よりも、自分の免疫が低下するようなリスクを極力排除する配慮が必要だ。

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