ホンダ・ホーク
これはホンダの四気筒CB400Four亡き後、世界戦略車として登場したモデル。ツインの前世代としてはセニアと呼ばれていた250/360ccモデルの後継でもあるけど、エンジンの造形は前世代に比較すると相当にモダンな印象。ヤカンと呼ばれた初期のモデルのクランクケースは古びた印象だけど、CB400N・HawkⅢ以降のクランクケースは現代的な造形である。
エンジンは超ショートストロークOHC3バルブツイン、360°クランクながらバランサー装備で振動をキャンセル。エンジンは非常に重たくごつく作ってある。結果、非常に静粛性に優れたエンジン。音は規則正しいアイドリング音、そして一様な排気音で高回転迄続く。
高回転では『バー!』って連続音。スロットルを閉じると『ブー!』って聞こえる。
それが由来かどうかしらないけど、バブとの愛称を持っている。
因みに、新車登場時の人気はまぁまぁだけど、ライバルのGS400の方が上手だったように思う。Z400FX等の四気筒登場以降は完全に不人気車。80年代後半から90年代初頭迄は一桁万円で取引されていたけど、何故か知らないが、90年代後半以降、価格はうなぎ登り。今では、リッター空冷四発並の値付けが有る場合もある。自身、マルチであるZ400FX、GSX400FSに乗った後、やはり走れるのはツインということで、18歳の時に峠用に選んだのがCB400Dである。
この排気音、当時から結構好き。その後、Z250FT、GPZ250R、GPX250R、GPZ400S等々の180°クランクパラツインに乗り継いだ結果、パラツインなら360°クランクの方が音も振動も好みという風になった。
そういう意味では、ホーク系エンジンは今でも欲しいと思う事が多い。
今なら、、、、ホーク系最終モデル、輸出仕様のCB450Tがベストだろう。外装はCB400Nっぽいけど骨格自体はCB400T、エンジンは6速ミッション、Nと同じ長いマフラーが装備されている。裏コムでチューブレス対応の足周りだけど、フロントシングルディスク、リアドラムという仕様だけど、これが有れば欲しい。
ただ、最近は旧車會人気で勘違いされかねないので、そういう点では微妙、、、、。
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