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2022年10月 6日 (木)

新型ホーネット

ユニカムヘッド搭載の270°位相クランクパラツインエンジン搭載の新型ホーネットが登場。755ccパラツインながら、出力は驚きの92PS、車重は装備重量で190kgとのこと。スペックだけ見れば、650~800ccのミドルクラスの中では、最軽量の部類で出力は最高を誇る。多分、活発に走るということが想像出来るのだけど、、、、、このバイクは果たしてホーネットという名前が相応しいか?というと、なんとも微妙。

ホーネットという名前ではなく、CB750Sとかの名前ならしっくりくるけど、ホーネットという名前の印象からは懸け離れている。ホーネットというと、水冷直四を搭載したネイキッドスポーツで、特徴はワイドタイヤと、アップマフラー、、、、それが、250cc、600cc、900ccの共通アイデンティティだっただけに、それに被さるところが一箇所も無い新型、、、、これはホーネットか?という印象の方が強い。

デザインの印象はNC750Sそのもの、、、、、NCのような大人しいパワーユニットではないということで、CB750Sという名前こそが相応しいように思う。

このクラスの現行モデルなら、、、、SV650の方がそれらしい。650ccで70PSチョイといことで、馬力は劣るけど、SVの方がメカ的にも魅力的、、、、

パラツインを否定するものではないけど、スチールフレーム、パラツイン、、、、、これって、70年代の性能はこっちがスゲェぜ!って乗りで主流を目指していた400ccのパラツインと被る。スペックだけならそうかもしれないけど、単車ってのは、スペックだけで買うモノじゃない。スペックよりも拘れるポイントがあるか?こっちが重要。ワークシートに数値を書き込んで比較したら新型ホーネットは魅力的かもしれないけど、実車を見て拘れるかというと、それは違う。正直、MT-07も新型のYZF-R7も同じ。どれもグッと来ない。新型ホーネットも一緒。スズキから出るであろう新型パラツインミドルも一緒。カワサキのニンジャ650系も一緒。安く作るなら、スチールフレーム+パラツイン、、、、逆に言えば、このパッケージを見ると、安く作られて居るんだな、、、、という印象。個性は何処にあるんだろうか?

個人的には、歴代のミドルマシンを比べると、、、国産なら初代のSV650S、GL/CXの500~650、、、、これがミドルクラスでは最強のマシンだと思う。

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